#小沢健二 「#アルペジオ を今の若い人がどう思うか、そんなのどうでもいいです」 #ozkn #fm802 #fmcocolo765 #ポピフラ

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FMCOCOLO×FM802「Our Osaka Our Ozawa」。第2弾はFM802「Poppin’ Flag!!!」(2/21)にて。前編は新曲「アルペジオ」に込めたメッセージとこだわりについて。

ゲスト:小沢健二

DJ:板東さえか

MUSIC:小沢健二「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」

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「アルペジオ」、今の若い人がどう思うか、どうでもいいです。

小沢:はい、えーと、小沢健二です。今聴いていただいたのは「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」という曲でした。映画「リバーズエッジ」の主題歌です。どうですか、さえかさん。

板東:すごく、やわらかい。あと、映画を見たんですけど

小沢:あ、そうなんですか。

板東:映画の最後に流れてきて、アルペジオから始まる…ですごくアルペジオが奇麗だなあと思っていたら、「アルペジオ」ってタイトルだったっていうすごくピュアな曲だなってその時印象受けたのを今思い出しました。

小沢:「リバーズエッジ」どうでしたか?

板東:「リバーズエッジ」は映像を見ながらすごく漫画のコマが浮かびました。漫画でこう描かれてるだろうなというのと、すごくキャラクターがハマってるんだろうなっていうのを思いました。

小沢:あれは本当に二階堂ふみさんがものすごく…すごいエネルギーで計画を進めていっていろんな人に声をかけて「リバーズエッジどうしても作りたいんだ」って言って。かなり長い時間かけて作ったもので、(この番組が)若い女性をリスナーにしているっていう資料があったけれど、ふみさんは年齢は違うんですけど、やりたいと思ったらそれは絶対にやることとか「何か、すっごいよくわかるなあ」と思って。それと、恥ずかしがんないことというか、遠慮とかしなくていい。ある意味、僕らみたいな立場にいる人は遠慮したらそりゃ仕事してない感じっていうか、やりたいと思ったことは絶対にやるっていう風に言わないといけないっていうのをふみさんも言ってて、素晴らしいなと思って。で、ふみさんと岡崎(京子)さんと三人で岡崎さんのお家で会って、それでいろんなことが進みだしたんですけど、その時からずーっと考えていたことを歌詞にしたものがこの「アルペジオ」です。

板東:ポエトリーリーディングの部分、あの部分がとても印象的でその映画を見た時も、あのメロディーに乗せるにはすごく難しい詩の部分だと感じて、何か早送りしてるように聞こえたんですよ。

小沢:ああ、そうですね。でもしてはいなくて、しかも吉沢亮君はものすごくリズム感がいいので、びっくりすると思う。吉沢君ファンの方、豆知識ですが極度にリズム感が良くて、一つも外さないで来るんですよね。で二階堂さんは逆で、そういうリズム感というよりも、感情に合わせて言葉を言うんでその違いが本当はすごく出ていると思います。いずれにせよ、僕がそういう風に…ラップというか語りを書くのは好きなんですけど、あそこまで計算したラップみたいなものを書いたことがなかったんですけど。「今夜はブギーバック」はラップ部分はスチャダラ(パー)が書いているので。書いたことがなかったんですけど、書いてみてでも何か二人は絶対にできるという確信があったので、「ちょっとだけ時間ください」って言ってやってもらったんですけど、すっごく広がったんですよね、曲が。で、僕が一人でやるよりも違う声が入ってきて、違う可能性っていうか違う時間に違う場所で起こったかもしれないみたいな感じがすごい入るんですよ。一人でやると、その一人のその位置になるんですけど、やっぱり違う時間から来てる吉沢君がいて違う場所から来ている二階堂さんがいてっていう風に立体的になって、すごく気に入ってる部分です。

板東:あの映画、私は見てあまり言語化できないなと思ったんです。感情のものだなと思って。”面白い”とも表現しがたいし。でもすごく感じたのが演じられたみなさんが同世代…90年代以降に生まれている方で、でも原作の物語は90年代のお話で20年以上前のお話なんだけど違和感がなかったことに感動して。

小沢:それもあって、で「アルペジオ」ていうのは歌詞に出てくる主人公が20代前半くらいで大学とかにいる主人公なわけですが、それと吉沢君てのがかぶって、で当時の僕というのがもちろんあって。このところApple Musicでやってる対談番組に峯田和伸(銀杏Boyz)君に来ていただいた時に、その時にも話していたんですけど「何か時間てのはまっすぐ進んでるもんじゃないんだよな」みたいな話を僕らみんなしてて、そんな中で何かでてきていて。でも僕は「じゃあ今の22歳、23歳がどう聞こえるか」っていうのは一切考えなかった。今の若い人がどう思うか、どうでもいいです、まったく。自分なり岡崎さんがいてその時の自分たちにバカにされないものを作りたいっていう風に思ったけど、今の人はどうでもいいです。若い人に届くとか全く考えないですよ。全くどうでもよくて「リバーズエッジ」が描かれた背景もそれが今まで長持ちしている理由も、それは僕のライフな曲でもそうですけど、別の若い人を気にして作ったものではないので、どっちかっていうと僕は「リバーズエッジ」を描いてた頃の岡崎さんをよく知ってますし、岡崎さんも僕のことをよく知っていてそこの人たちに対して、ちゃんとできるかどうかってだけでしたね。それがたまたま今、例えばさえかさんが聴いて「ああ、分かるなあ」と思ってくれればそれでいいんですけど、別にそれを狙ったわけではないっていうか、それを狙っちゃいけないと思うんですよ。狙ったら「リバーズエッジ」を描いてた頃の岡崎京子なり、当時の僕からは「ゲェッ?」って感じだと思う。