さて、毎年恒例、第61回となるグラミー賞のノミネーションが日本時間の7日深夜に発表されました。今回からは主要4部門のノミネーション数がこれまでの「5」から「8」に拡大されているのが特徴です。これ初めて見た時びっくりしましたね。「多い!」って。そんな中ノミネートされたのは、多種多様、ネクストブレーク、一般受け、マニア受け、ジャンルも何も跳び越えたような形になっているというのが第一印象でした。
ここまで最優秀レコード賞と最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞のご紹介をしました。ラストは最優秀新人賞のラインナップと最速展望をお届けします。
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最優秀新人賞(Best New Artist)
こちらは対象期間内に楽曲を発表したアーティストの中で最も印象を与えた新人アーティストに贈られる賞。この”新人”というのがかなりあいまいで、去年受賞したアレッシア・カーラはすでに対象期間前の2015年に「Here」という曲を大ヒットさせていて、そもそも”新人”というくくりでいいのかという議論が沸いていたようです。
ノミネート
CHLOE X HALLE
- The Kids Are AlrightChloe x Halle
LUKE COMBS
- She Got the Best of MeLuke Combs
GRETA VAN FLEET
- Highway TuneGreta Van Fleet
H.E.R.
DUA LIPA
- New RulesDua Lipa
MARGO PRICE
- WeaknessMargo Price
BEBE REXHA
- Meant to BeBebe Rexha & Florida Georgia Line
JORJA SMITH
- Blue LightsJorja Smith
802的に言うと、2017年6月に「BE THE ONE」がヘビロだったデュア・リパ、2016年10月のヘビロ曲「In The Name Of Love」のヴォーカルだったビービー・レクサ(当時はべべ・レクサって呼ばれてましたかね)、そして今年の7月に「Blue Lights」がヘビロだったジョルジャ・スミスと3組がヘビロ経験者です。歌声や名前を聞いたことがある方も多いでしょうね。
H.E.Rは最優秀アルバム賞に続いてのノミネート。この「Best Part」って曲もかなりいい。個人的お気にです。それから「21世紀のレッドツェッペリン」という表現もされている注目のハードロックバンド、グレタ・ヴァン・フリートも入ってきていますね。
あとのアーティストは初見でしたね。まずアトランタ出身、20歳と18歳のベイリー姉妹によるR&Bデュオ、Chloe X Halleと書いて「クロイアンドハリー」とか「クロエアンドハレ」とかいろいろな読み方があるようです。何かティーン離れしたアーティスティックな曲だなという印象、日本だとこのくらいの年齢だとポップスポップスしてたり、幼さがあるような曲を歌ってるアーティストばかりな感じですが、そういったのがない。これは化けそうなそんな感じも受けます。
続いてノースカロライナ州出身、28歳のカントリーシンガー、ルーク・コムス。Chloe X Halleの後で見ると渋い感じがしますね。それにしても…デカい。
そしてこちらもカントリーシンガー、テネシー州のナッシュビル出身、マーゴ・プライス。35歳。え?プライスって本名なんだ。それにしてもカントリーは包容力ありますねえ。以前Youtubeに動画載せてたビル坊さんがいるんですが、この方もカントリーミュージック大好きで、カントリーチャートも別に紹介してましたね。
というつかみどころのない8組。この中ではGRETA VAN FLEETにします。ロックの復権をアピールするにはもってこいでしょう。802でも樋口大喜氏が絶賛プッシュしてますし、伊藤政則氏も結構取り上げてますから行けるんじゃないでしょうか(802の意見関係ないやん)。
上記主要部門のほかにもケンドリック・ラマーが最多の8部門でノミネート。ついでドレイクが7部門ノミネートとなっています。今年はケンドリック・ラマーが主要部門受賞なるんでしょうか。それとも…。