[予告]第62回グラミー賞ノミネーション発表、今週末から主要部門の予想公開します。

さて、2020年のグラミー賞の話題が入ってきました。本日21日に主要部門を含む全84部門のノミネーションが発表されています。近年はグラミーのショー自体の内容や、選考内容に納得のいかないコアなファンもいるようで、年々関心が低下しているとかいないとか。それでも依然世界では権威のあるアワードとなっているので今年も予想してみたいと思います。(OSAKAN HOT 100チートの腐敗?に比べればまだマシじゃね?)

サービスでのストリーミング配信で曲を聴くというスタイルが一般化した新時代(日本はまだかね?)にグラミー賞を受賞するのは誰になるのでしょうか?

今回のグラミー賞は2018年10月1日から2019年8月31日の間にリリースされた楽曲、アルバムとなります。リリースの形態はCDなどのフィジカル媒体だけではなく、配信オンリーでの楽曲もノミネーションが可能となっています。さて、今回のノミネーションの傾向についてまとめると…

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最多ノミネーションはLizzo、次いでビリー・アイリッシュ、Lil Nas X

この名前が出ている時点でコアなリスナー向けというより大衆向けという感じですね。今回の最多ノミネーションとなっているのが女性ラッパーのLizzo。主要4部門すべてとBest Urban Contemporary Album、Best Traditional R&B Performance、Best R&B Performance、Best Pop Solo Performanceの計8部門でノミネートされました。今年は「JUICE」のヒットを皮切りにアルバム「CUZ I LOVE YOU」やシングル「TRUTH HURTS」が全米No.1の大ヒットを記録しています。

これに続くのが18歳のビリー・アイリッシュ、こちらも主要4部門すべてのほか、Best Pop Solo Performance、Best Pop Vocal Albumの計6部門でノミネートされています。FM802リスナー的にはこちらの方が名前を知っている方も多いかも?今年3月のアーティストでした。アルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」、とシングル「bad guy」が全米No.1を記録しています。

同じく6部門でノミネートされているのがLil Nas X。「OLD TOWN ROAD」の記録的な大ヒットが記憶に新しいですが、続く「PANINI」もヒットし、一発屋とかワンヒットワンダーの懸念を一蹴しました。

そのほか、アルバム「thank u, next」が大ヒットしたアリアナ・グランデは主要部門中2つを含む5部門ノミネート、ビヨンセは4部門、テイラー・スウィフトは”Song Of The Year”に「Lover」がノミネートされたのを始め、3部門でのノミネートとなっています。

BTS、まさかのノミネーションなし

そして「MAP OF THE SOUL : PERSONA」が全米No.1になったBTSですが、今回のグラミーではノミネーション0ということになりました。

これを受けて。ARMYは、すぐさまBTSへのサポートを見せようと行動を開始。これまでBTSが成し遂げてきた功績を次々と投稿したり、これまでリリースした韓国版ディスコグラフィの”爆買い”を敢行したということです。

BTS グラミー賞「ノミネートなし」の結果を受けてファンが団結して猛烈なサポート! 米iTunesトップ1000にBTSのすべての作品がランクイン

日本人ノミネーション

で、日本だと日本人アーティストや日本人スタッフのノミネーションにも注目が行くと思います。それこそ去年はヒロ・ムライが監督を務めた「This is America」が最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞していますからね。

今年はというと…まず主要部門では”Album Of The Year”にノミネートされているVampire Weekendの「FATHER OF THE BRIDE」、このエンジニアスタッフにHiroya Takayama(高山浩也)氏とTakemasa Kosaka(小坂剛正)氏が参加しています。この部門では女性R&Bシンガー、H.E.Rの「I USED TO KNOW HER」もノミネートされていて、こちらのエンジニアスタッフもまた日本人のMiki Tsutsumi(ミキ・ツツミ)氏です。

このほか、Best Large Jazz Ensemble AlbumにMiho Hazama(挾間美帆)氏の「DANCER IN NOWHERE」が、Best Boxed Or Special Limited Edition PackageにはMasaki Koike(小池正樹)氏が、Best Historical AlbumにはYosuke Kitazawa(北沢洋祐)氏が参加している「KANKYO ONGAKU: JAPANESE AMBIENT, ENVIRONMENTAL & NEW AGE MUSIC 1980-1990」がノミネートされています。こういったところからグラミーを楽しむのもアリかもしれませんね。

ということで次回のブログでは第62回グラミー賞主要部門のウイナーを予想していきます。こうご期待。



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