[歌詞・歌い分け]ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~清志郎、音楽人生最後のメッセージの2009年、RADIO SOUL 20「Oh! RADIO」

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「ACCESS!」キャンペーンソングを振り返るシリーズ、2009年に入ります。この年はRADIO SOUL 20「Oh! RADIO」(オー!ラジオ)でした。

概要

オリジナルユニット第2弾、この年はFM802開局20周年を迎えかなり力を入れていた印象があります。まずは先に参加アーティストから紹介していきましょう。

アーティスト

  • 阿部真央(2009年1月「ふりぃ」がヘビロ)
  • HY(2002年5月「ホワイトビーチ」がヘビロ)
  • 岸田繁(くるり、1998年10月「東京」がヘビロ)
  • スガシカオ(1997年6月「黄金の月」がヘビロ)
  • BONNIE PINK(1995年9月「オレンジ」がヘビロ)
  • 山森大輔(ROCK’A’TRENCH、2008年7月「Every Sunday Afternoon」がヘビロ)
  • 和田唱(TRICERATOPS、1999年5月「GOING TO THE MOON」がヘビロ)

と参加したアーティスト全てがかつてヘビーローテーションに選ばれていたことがある。これは後にも先にもこの1回しかありません。SOUL 20という名前からして20周年だから特別なことをしようという意図が見えますね。

楽曲のアレンジとサウンドプロデュースは蔦谷好位置氏。YUKI「JOY」を始め、SUPERFLY「愛をこめて花束を」などさまざまな名曲のアレンジ・プロデュースを担当。ラジ友的にはback numberの「高嶺の花子さん」「大不正解」などが有名かな。あとヘビロアーティストだと2017年3月に「サムデイ・スマイル」が選ばれた尾崎裕哉のサウンドプロデュースも行っております。

忌野清志郎、生涯最後の音楽作品

そして作詞・作曲は「ザ・キング・オブ・ロック」、忌野清志郎氏。当時清志郎氏は喉頭癌を患っており、闘病生活を送りながらライブ活動やレコーディングを行っていたのです。この楽曲提供も、闘病からの復活ののろしを上げるため、という風に信じていたのは自分だけではないでしょう(そう思いたい)。

しかしこの作品、FM802の20周年の集大成という一方、こんな一面もあります。

忌野清志郎、生涯最後の音楽作品

この楽曲を提供した後に体調が悪化したとされ、2009年5月2日に逝去。キャンペーン中に届いた訃報。「Oh!RADIO」を書いたばかりなのに?という。この一報を聞いた時は衝撃でしたね。

RADIO SOUL 20バージョンのチャート推移

Entry Date
Peak
On Chart
2009/04/12-05/31
2
8週
年間
順位
2009年間チャート
日付
順位
ポイント
2009/04/12
50
2009/04/19
37
2009/04/26
29
2009/05/03
24
2009/05/10
17
2009/05/17
4
2009/05/24
2
2009/05/31
2

この曲、チャート滞在がキャンペーンソングでは最短の8週しか入っていません。そして5月31日の2位を最後にチャートから消えている。いったい何があったのか。それが次に出てくる”デモテープのCD化”と関係があるわけです。

残されたデモテープのCD化

その後、プライベートスタジオで録音したデモテープが残されていることが分かり、このバージョンが葬儀会場で流されたことが報道され、CD化を熱望する声が高まったことを受け、翌6月に急きょリリースの運びとなりました。このバージョンは時期ははっきりしないものの、亡くなる2か月ほど前に録ったものではないかとされ、正真正銘生前最後の歌声となっています。またギターのみならず、ベース、ドラム、ブルースハープ全ての楽器をこなしています。このニュースを目にしたとき、「Oh!RADIOじゃん」ってビックリしたのを覚えています。当時はRADIKOもなかったですし、802を全国で聴くことなどできなかったわけで、これによって「Oh!RADIO」を、そしてFM802を知ったという人もいるんでしょうね。

RADIO SOUL 20バージョンが消えたと同時にこちらがチャートイン。初登場5位という位置でのエントリーは当時の最高記録で、以後7年間破られませんでした。最高位は2週目に記録した2位も意外と粘ってHOT100に24週居座りましたよ(なお、年間チャートでは32週チャートインしていることになっていますが、これはRADIO SOUL 20との合算でしょうね)。

忌野清志郎バージョンのチャート推移

Entry Date
Peak
On Chart
2009/06/07-11/15
2
24週
年間
順位
2009年間チャート
11
日付
順位
ポイント
2009/06/07
5
2009/06/14
2
2009/06/21
8
2009/06/28
3
2009/07/05
10
2009/07/12
15
2009/07/19
32
2009/07/26
57
2009/08/02
64
2009/08/09
53
2009/08/16
70
2009/08/23
76
2009/08/30
92
2009/09/06
84
2009/09/13
85
2009/09/20
72
2009/09/27
62
2009/10/04
52
2009/10/11
48
2009/10/18
64
2009/10/25
91
2009/11/01
85
2009/11/08
100
2009/11/15
98

歌詞・歌い分け

【Verse1】

Ohラジオ 聴かせておくれ あの頃がまんま蘇るあのナンバー(スガシカオ)

Ohラジオ 遠い空の向う 届くかなあのひとの胸に(BONNIE PINK)

繋がっているのは曇った空だけじゃなくて(和田唱)

ぼくらの心、そう、いつも何処かでひとつさ、きっと、Woh,Woh(阿部真央)

Ohラジオ 届けておくれ この愛をあのひとの胸に(岸田繁)

【Verse2】

繋がっているのは星屑の空だけじゃなくて(山森大輔)

ぼくらの心、そう、いつも何処かでひとつさ、ずっと、Woh,Woh(BONNIE PINK)

Ohラジオ 聴かせておくれ あの頃が まんま蘇るあのナンバー(HY)

Ohラジオ 運んでおくれ この愛をリクエストにのせて(和田唱)

Ohラジオ 聴かせておくれ この世界に愛と平和のうたを(スガシカオ)

Ohラジオ…(全員)

作詞・作曲:忌野清志郎、アレンジ・サウンドプロデュース:蔦谷好位置、プロデュース:agehasprings

特徴・トリビア

「トランジスタ・ラジオ」にも通ずるラジオ愛にあふれた1曲です。ラジオを愛していた清志郎氏の思い全開の歌詞になっていますね。RADIO SOUL 20のロックバラード的なバージョンもいいですし、清志郎氏のしゃがれた声で歌う「Oh!RADIO」もまた涙腺が緩んでたまりません。

この「RADIO SOUL 20」からはのちにスガシカオが2015年にSugar&THE RADIO FIREとして「MUSIC TRAIN」の作詞作曲を担当、翌2016年には岸田繁がザ・プールサイドとして「Hello Radio」を作詞作曲。この曲は忌野清志郎氏へのオマージュ的な歌詞や曲となっています。

歴代キャンペーンソング一覧

リンクをクリックすると、それぞれの歌詞とパート分け、チャート推移が見られます。

タイトル、初登場日、最高位、チャートイン回数をクリックするとソートできるようになっています。

タイトル
初登場日
最高位
チャートイン回数
RADIO GOO! GOO!(2012年 RADIO MONKEES)
2012/04/01
2
11回
春の歌(2014年 POSSESSION=80.2 POR CENTO)
2014/02/09
1
12回
ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~M&THE RADIODOGS「僕の今いる夜は」、ラジオ愛に満ちた2008年
FM802・ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~2009年・RADIO SOUL 20「Oh! RADIO」、清志郎、音楽人生最後のメッセージ。
FM802・ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~J.K.RADIOFISH「開花宣言」、1からのスタートを後押しする2010年。
ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~RADIO BLOSSOMS「春のせい」、浮かれるどころじゃなかった2011年。
FM802・ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~RADIO KAMONES「スプリングハズカム」、言葉遊びが妙な2013年。
FM802 ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~Sugar & The Radio Fire「Music Train ~春の魔術師~」、爽やかなスガ節炸裂の2015年。
ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~ザ・プールサイド「Hello Radio」、謎に満ちた歌詞の2016年。
FM802 ACCESS!キャンペーンソングを振り返る~BUZZ CONNECTIONS「STAY TUNE」、清水翔太によるエールソングの2017年。
FM802春のキャンペーンACCESS!2018年キャンペーンソング「栞」の歌詞とパート分け分析。