定額制音楽ストリーミングサービスの新たなコンテンツ続々[もはやサブスクの流れには逆らえない]

どうもです。定額制音楽サービスの話題が今週、相次いで発表されました。

今回はそのニュースをまとめて紹介し、改めてサービスが今の時代の主流になっていることをお伝えしたいと思います。

昨日、OSAKAN HOT 100のチャートイン曲をフリーで聴く方法としてSpotifyを使用することを書きました。

OSAKAN HOT 100にチャートインしている曲を全曲フルコーラスで聴きたいと思っている方はいますか?今回は音楽ストリーミングサービス、Spotifyを使ってリストを作成しました。無料で聴いてみたい方はぜひご覧ください。

すでに海外アーティストのほとんどがサービスに楽曲を提供、日本のアーティストの多くも同様に公開しています。このようにサブスクは現在の音楽ライフにとって必須条件となりつつあるわけです。OSAKAN HOT 100のスポンサー、DoCoMoのdヒッツとかうたパスなどもありますしね。

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Contents

定額制音楽ストリーミングサービスの新たなコンテンツ続々

その中で今週、定額制音楽サービスがCDショップ大手やコンビニを巻き込んだコンテンツ、更には新しいプランを発表したところも出るなどニュースが相次ぎました。

ローソンが定額制音楽ストリーミングサービスを開始

まずはローソンエンタテインメントが定額制音楽サービス大手のKKBOX Japanの協力の元、「HMVmusic powered by KKBOX」の提供を開始しました。

ローソンエンタテインメントとは名前の通り、コンビニエンスストア大手のローソンの子会社で、Loppiでのチケットの予約、発券などを行っているところです。また最近ではHMVと経営統合したことにより、オンラインでのCD、DVDの通販も行っているんですね。

今回の「HMVmusic」は月額980円(税込)で4000万曲を超える楽曲と5000以上のプレイリストが提供され、中でもHMVバイヤーがキュレーターとなって厳選するプレイリストや、アーティストが作成したプレイリストも公開されるなどオリジナリティーあふれる選曲を提供していくようです。

さらにローソンチケットやPontaポイントなどのサービスを生かした相乗効果による取り組みも行われるそうで、例えばローソンチケットでプレリク抽選先行に申し込んだときに当選確率が上がる特典や、Pontaポイントが通常の2倍から4倍付与される特典、シネコンで使えるクーポンのプレゼントなどコンビニならではのサービスが付いてくるといった特徴がありますね。

HMVMUSICのリンクはこちら

タワレコがSpotifyとコラボ

タワーレコードが日本に上陸して40年(なお、本国アメリカでは既に廃業しているが、2002年に日本法人が売却されているため資本関係はないとのこと。)を記念してSpotifyとタッグを組み、「リアルな音楽の出会いと楽しみ方」をテーマにしたサイトを公開しています。

サイトにはエッセイやインタビュー、キャンペーンといった様々なコンテンツが掲載されているほか、Spotifyとの連携でタワーレコードスタッフ、タワーレコードが注目するミュージシャン、クリエイターによるプレイリストを作成。試聴やタワーレコードのオンラインでの購入もできます。

サイトはかなり凝った作りになっていますが、慣れるまでは難しいかもしれません。

タワーレコード40周年サイトはこちら

AWA、月額270円で好きなアーティストの楽曲が聴き放題

音楽サービス「AWA」が月額270円で1アーティストの楽曲が聴き放題という「Artistプラン」を発表しました。

これまでFreeプラン(広告なし、月20時間まで再生可能)と月額960円のStandardプラン(制限なし、オフライン再生も可能)という2つのプランのほかに追加されるもので、文字通り1アーティストの楽曲が聴き放題。そのアーティストの限定ボイスメッセージやライブ音源、ライブチケット先行予約、新曲先行配信、ライブのセットリストやアーティスト本人の選曲によるプレイリスト公開、オリジナルグッズのプレゼントキャンペーンといったコンテンツを取り揃えています。

ちなみにアーティストを複数選ぶこともでき、その場合はその都度1アーティスト270円が加算されるとのこと。まあこのサービスはアーティスト次第ですね。好きなアーティストがいれば聴いてみようかなと。

AWAリンクはこちら

これらのニュースから見えること

これら3つの話題の特徴として、「CDショップ大手と定額制音楽配信サービス大手がタッグを組み、ネット上で独自のサービスを展開すること」や「楽曲の聴き放題のほかに、付加価値(ライブチケットの購入、ライブ会場などの情報、アーティストからのメッセージやライブ音源の公開)をつけたサービスを展開すること」といったことが挙げられます。

特にCDショップ大手と定額制音楽配信サービスという、ライバル関係にある両者が協力した企画を打ち出しているところ、定額制音楽配信サービスというシステムが日本でも定着してきている感があります。

その上で見逃せないのがこの話題です。

もはや無視できないアフリカ音楽市場

アフリカ・ナイジェリアを拠点にする定額制音楽サービスの「Boomplay」、4年前に開始してから現在まで、クティブユーザが4000万人以上に急成長しているのですが、この度2000万ドル(約22.4億円)の資金を調達しました。

アフリカでは独自の音楽サービスがあるほか、SpotifyやApple Musicも展開を急いでいるなど、いま最も成長が期待できる音楽市場なのだそう。真っ先に関係づくりを強化しているのがこの「Boomplay」であり、もろもろの音楽ストリーミングサービスなんですね。

違法アップロードなどの非合法な音楽流通への対策としてもこうした公式のサービスが今後定着していくのではないでしょうか?

もはやサブスクの流れには逆らえない

このようにもはやの流れには逆らえない現状になっています。いまだにこうしたサブスクリプションサービスに楽曲を上げないアーティストもいて、なぜかOSAKAN HOT 100で上位に来るパターンが多いですが、もうそんな時代じゃないです。

ユーザーのニーズに応えるためにも、これからはサービスを中心とした展開をしていかないと流れに乗り遅れることになるかもしれませんね。