2人のラジオで生まれた名企画を紹介。
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ラジオを始めて痒い所に手が届いた感じ
菅田：さてこのゾーンなんですが、僕のラジオと福山さんのラジオでいったいどんな企画が生まれているのかっていうことをお互いに話していきたいなと思います。それで先に僕のラジオをですね、ニッポン放送「菅田将暉のオールナイトニッポン」の紹介をさせてもらってもいいでしょうか？
福山：1年ということでさ、ラジオ始めてみてリスナーのみなさんとコミュニケーションとるようになった感じをちょっと聞かせてもらいたいんですけど。
菅田：それってなかったことじゃないですか。
福山：もちろんファンはね存在していたし、舞台挨拶とかで来てくれる方たくさんいらっしゃったけども、”菅田将暉”そのものに対してメッセージをくれるわけじゃない。役じゃなくて。
菅田：そうですね。
福山：これは大分違ったんじゃない？
菅田：いやあ全然違いますね。何かちょっと痒い所に手が届いた感じがあるっていうか
福山：痒い所に手が届く？
菅田：「欲しかったんだよな、それ」っていう…共同作業でもあるじゃないですか。一緒に作ってる感じの。
福山：あ、番組作りってことね？
菅田：その感じも嬉しいですし、変な距離感が全部なくなって普通に喋ったりする、その感じがあったかいなあと思いますね。
福山：どんな、女の子が好きなの？
菅田：（笑い）急に。
福山：急に聞いて申し訳ないけど、これ共演してる時も聞いてなかったんです。
菅田：そうですね。むしろ自分のラジオでも喋ってないですねそんなこと。
福山：だって今日のテーマは”ラジオだから話せることがある、ラジオだから出来ることがある”。僕ら多分普段は聞かない。菅田君に多分、普段飲んでたとしても、何回かねご飯食べたり飲んだりしたことはあるけど、でも菅田君には「ねえ、将暉さあ」
菅田：（笑い）なんでその声に？
福山：「どんな女の子好きなの？」とか聞かないじゃない。聞いたことない。
菅田：そうですね、無いですね。
福山：ラジオのこの場でしか聞けない。
菅田：確かに。
福山：ごめんね、俺が言うのもなんだけど、めちゃくちゃモテるわけじゃない。
菅田：いやあ、そんなことないですよ。
福山：いや、モテてますよ。
菅田：いやいや、モテたいですけどね。
福山：いや、モテてるってことにしてもらわないと、俺も困る。
菅田：（笑い）なんでですか？それこそ福山さんの方が絶対モテますから。
福山：うーん、モテてきたよ。
菅田：（笑い）。ちきしょう、俺もそう言いてえな。
福山：ごめんなさいね。随分話がちょっとずれて来ちゃった。
長崎の春山
福山：企画っつうか、オールナイトニッポンのコーナーのご紹介をしてくれるということで。
菅田：ラジオで”100パー漫画!”ていうコーナーをやってるんですけど、。マンガに100％いるキャラや100％起こる展開、100％出てくるシチュエーションを紹介していくコーナーなんです。ま、僕がすごい漫画好きでこの”100パー漫画!”てのを今やってるんですけど。じゃあ紹介していいですか？例えばどんなことかっていう。“ボロボロの主人公が会心の一撃を繰り出した後に言う「や…やったか？」は、100パーやってない”。何かそんな
福山：あるね。あるある。
菅田：まあ、あるあるですね。何か3番手くらいに100パー金髪のやつがいるよねとか、そんな話をしてますね。
福山：漫画はまあ、僕も好きですけど。今イチオシは何なんですか？
菅田：”ダイの大冒険”っていう。
福山：どこでやってるやつ？
菅田：だいぶ昔の漫画なんです。”ドラゴンクエスト”ってあるじゃないですか。あれをモチーフに脚本家の三条（陸）さんて方が、たまたま僕がライダー（仮面ライダーW）やってた時の脚本家の方なんですけど、
福山：へえ。
菅田：「あ、この人が原案なんだ」って思いながら最近読んでて、最近好きなんですよねえ。
福山：少女漫画とかは読まないんだ。
菅田：僕少女漫画は…。仕事で読むことはありますけど。読んでないですね。読むんすか？
福山：昔ね。なかった？今流行ってる少女漫画とか私の好きな少女漫画の主人公が菅田君に似てるんでって切り抜き送ってきたりとか、漫画送られたりとかって
菅田：絵描いてくださったり…あります。
福山：とか読者の方が見てるんでとかって。僕もね、”ホットロード”っていう漫画があって、あれの春山に似てるっていう風に高校の頃言われてたんです。
菅田：うわ、めっちゃ見たいなあ。福山さんの春山。
福山：で、僕その漫画知らなくて、それを女子高生にもらって見たら、めちゃくちゃ似てんだよね。
菅田：（笑い）。BGM切るタイミング完璧でしたね。
福山：めちゃくちゃ似てて。
菅田：いやあ確かに。僕も”ホットロード”は読んだことありますけど。
福山：ねえ、紡木たく先生のね。
菅田：見たかったなあ。
福山：いつかちょっと機会があったら僕のそのね、僕が”長崎の春山”と呼ばれてた頃の写真を是非一度見ていただきたいですね
菅田：ぜひ。
元カレの女にエイダツされた
福山：僕もですねコーナーを、今熱いコーナーを紹介させていただきますね。ここ数年熱いのが、”コーポの女川柳”というのがあって、コーポ。ハイム、メゾン、いろんなあるじゃないですか。コーポで一人暮らしをしている女性たちの心のつぶやきを川柳として送ってきてもらってるっていうやつで。静岡県浜松市のゆみゆみちゃん26歳会社員。”元カレの女に永脱されました”。詳しく話すとまた長くなるんで
菅田：聞きたいなあ。
福山：聞きたい？ああもう欲しがりだなあ将暉は
菅田：これは聞きたいっすよお。
福山：欲しがりだなあ。”私は2年前に彼と別れて失恋しました。私は未練があったので元カレのSNSをこっそり見てて去年の4月に向こうに新しい彼女が出来たことも知ってたんですが、諦めきれずにいました。でもいつまでも引きずっててもいけないと思ったので、気分転換に去年の10月に生まれ変わろうと思って永久脱毛を決意して、「まずはワキから」と思っていってみたんです。そしたらそこで担当になってくれた女性が「どこかで見たことある人だなあ」と思ってて、途中でハッと気づいたんですが、元カレの今カノでした。ワキをその女にさらしてる最中に気づいたんだからもう情けないやら恥ずかしいやらで、何とも言えない屈辱というか辱めでした。”
菅田：へえ、永脱＝永久脱毛。
福山：そうそう、永久脱毛のこと。
菅田：え、句なんでしたっけ？
福山：”元カレの女に永脱されました”。
菅田：ああ、そういうことか。
福山：こういうことあるんですね。
菅田：そんなめぐりあわせあるんすね。
福山：だから僕らね、いつもドラマとか映画とかやって、台本いただいて「またこんな設定ねえ、ちょっとベタなんじゃないの？」と思いながらも、すごいことが世の中起こってるんですよ。
菅田：起こってますねえ。ま、辛かったりするかもしんないすけど、ただドキュメンタリーというか、ドラマチックっすねえ。
福山：そうなんですよお。
MUSIC:福山雅治「家族になろうよ」
- 家族になろうよ
福山雅治
J-Pop
復興の一つの表現
福山：あとね、僕はオールナイトニッポンですごく思い出に残ってることがあって、日本は僕がラジオをやるようになってから大きな震災がいくつかあって、阪神淡路大震災、これが1995年1月17日だったんですよ。95年ていうと菅田君が？
菅田：僕は1歳半くらいですね。
福山：1歳半くらい。じゃあ当然だけど全然覚えてなく、大阪？
菅田：大阪の時ですね
福山：お父さんとお母さんからその当時の話聞いたりする？
菅田：聞きました聞きました。
福山：どうだって？
菅田：たまたま僕が、震災があって、阪神淡路大震災から20年後の企画の番組、ドラマをやったんですよ。災害救助犬とかのハンドラーの役をやらせていただいたんですけど、その時に改めてちゃんと聞いて、大阪も結構揺れて、でその後おじいちゃんがちょうど震災直後の街の様子を確認する仕事の人で、どんだけ地図と変わっているのとか、この道が今あるのかみたいなものを当然その時写真とかを見せてもらって、想像以上でしたね。
福山：多分そうやってあの時代に生まれた人が育っていって、そして今また新しい表現をしていって、そしてラジオをやって、ていうのを今僕は菅田君が当時1歳くらいだったっていうのを聞いて、これが「復興、復興」て言ってもなかなかこれは目に見えない形でね。
菅田：そうですね。
福山：で、風化したりとか忘れられたりとかっていろんなことがあると思うですけども、菅田君ていう存在がたまに少しラジオで喋ってくれたりとか「こうだったんですよ」とか「こんなドラマやったんですよ」ていうことを言ってくれることが、復興の一つの表現にもなるのかなていうのを、今ね、菅田君の活動、菅田君の年を重ねていくことが復興の証の一つにもなるのかなあていうのを今感じましたね。
菅田：いやあ。やっぱ”知ること”ってすごい大事だなあと思いました、そのドラマやった時に。もちろんそれまで神戸何回も行ったことあったんすけど、いろいろおじいちゃんの話聞いたり、脚本のために現役のハンドラーさんとか話聞いたりして、でそれを踏まえて神戸の高台の山の方から見た景色が今すっごい奇麗なんですよね。これが全部その当時1回無くなったっていうか、そっからのスタートだったんだって思うと、やっぱ見方変わりました、その時。
福山：でね、こうやってそれをドラマで表現したりとか、関西出身の菅田君が今元気に活動してるっていうことが、一つの再生ていうのを感じさせるなあっていう風に思いましたね。
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