[FM802]Bruno Mars初の1位なるか？ OSAKAN HOT 100全チャートイン楽曲分析

どうもです。さて今回は趣向を変え1アーティストをピックアップ。そのアーティストがこれまでOSAKAN HOT 100にどのようにチャートインしたかを見ることで、当時を懐かしんだり、ブレイクのきっかけを知ったり、はたまた今後のチャートの傾向にも役立てようという企画です。

第1回目は、4月に来日公演を控え、現在「FINESSE」のリミックスバージョンが3位。802での初1位間近となっているブルーノマーズを取り上げます。

ハワイはホノルル出身のR&B、ポップスシンガーですね。2009年にAtlantic Recordsと契約。Travie McCoyの「Billionaire」、そしてこの曲のソングライティングとゲストボーカルで参加、いずれも全米で大ヒットし一躍その名を世界に知らしめることになります。

90年代のR&B、ヒップホップのエッセンスを凝縮した美メロの1曲、B.O.B「NOTHIN’ ON YOU」は全米でNo.1を獲得しました。802でも最高位7位を記録するなど注目を集めました。

そして日本では2011年1月にデビューアルバム「Doo-Wops & Hooligans」をリリース。リード曲「Just The Way You Are」は802で2010年12月のヘビーローテーションに選出。通算で39週チャートイン、最高位4位、TOP10入り10回、2010年間チャート65位、2011年間チャートでは12位と新人としては異例の大ヒットとなりました。このアルバムからは「GRENADE」もTOP10入りするなど3曲がチャートインしています。ちなみにこのアルバム収録曲には「Marry You」や「Talking To The Moon」など、後々に日本で大型タイアップがつくなど現在でも人気があることがうかがえます。

続く2012年12月には2枚目のアルバム「Unorthodox Jukebox」をリリース。このアルバムからも先行シングル「Locked Out Of Heaven」がTOP10入り12回、最高位3位、通算33週チャートイン、2013年年間チャート20位と大活躍しました。他に「YOUNG GIRLS」「WHEN I WAS YOUR MAN」もチャートイン。

2014年にはマークロンソンの「UPTOWN FUNK」に客演。第58回グラミー賞の”最優秀レコード”を受賞。TOP10入り19回、最高位2位が2回、通算43週のチャートイン。2015年間チャート6位という大ヒットを記録しました。

そして2016年、待望の3rdアルバム「24K MAGIC」がリリース。リード曲はTOP10入り18回、最高位2位が3回、2017年間チャート4位とこれまた人気を誇りましたね。

で、ここまでで気づいた方、鋭いですね。実はブルーノマーズ、これだけのヒットを飛ばしながらこのOSAKAN HOT 100で1位を取ったことがまだないのです。TOP5に入った曲が5曲あるにもかかわらず、「UPTOWN FUNK」も「24K MAGIC」もあと一歩及ばなかったわけなんですね。「UPTOWN FUNK」の時はテイラーの「SHAKE IT OFF」やサムスミス「STAY WITH ME」が1位を取ってたり、「24K MAGIC」は星野源「恋」が独走していたというチャートのめぐりあわせでの不運も多いんですね。果たして、新曲「FINESSE (REMIX)」は初の1位となるのでしょうか。V6中のback numberに加え、ここからは1位を獲得済みなアーティストが続々と新曲をリリースしますね。ミスチルにユニゾン、またしてもの星野源、RADWIMPSに米津玄師、洋楽勢ではジャスティンティンバーレイクに加え、3月にアルバムを出すらしいアリアナグランデと超強力ラインナップが続きます。それらをはねのけ、グラミー賞と来日ブーストでついに悲願達成となるのか、ブルーノマーズのチャートアクションに注目しましょう。