当ブログでは各々楽曲のAPPLE MUSICへのリンクを貼っております。ぜひご利用ください。

[祝〇周年]2025年に区切りの年を迎えるラジオ局はここだ

Contents

その他

開局周年を迎える特集でしんみりした話になりましたがその他にも節目を迎える局はあります。見てみましょう。

  • 1960年4月1日(65周年) – 東海ラジオ放送

TOKAI RADIO」こと東海ラジオ放送は1959年11月20日に近畿東海放送とラジオ東海が合併し設立。翌1960年4月1日に開局しました。NRN(全国ラジオネットワーク)加盟局です。少し前のホームメイトの情報によれば1966年に日本で3番目となる24時間放送を開始。以前は森本レオ、あべ静江、笑福亭鶴瓶、兵藤ゆきといったタレントをいち早く深夜番組のパーソナリティーに起用し若者の支持を集めたり、さだまさしの所属するグレープの楽曲を積極的に取り上げ全国区の人気の足掛かりにしたりなど往時は勢いのある編成をしていました。ただ近年はラジオ界全体の不振もあり、特に東海ラジオはその影響をかなり受けているようで2010年代以降、コンセプトや編成が大きく変わりまくる迷走ぶりを見せている印象です。直近では2022年秋に60%の番組を改編、その前の春改編と合わせ、ZIP-FMやFM愛知、Radio-iなどFMで活躍したDJを起用し、音楽とトークのハイブリッド感を出したFM色の濃いワイド番組を多く編成するようになりました。これに合わせ局のジングルもFM局といってもおかしくないほど洗練されたものに変貌しています。

現在の東海ラジオのストロングポイントと言えば「SKE48、東海オンエア、中日ドラゴンズ中継」と言われるほどで、特にゴールドスポンサーにもなっているドラゴンズ中継は毎年140試合以上を完全中継し、radikoの聴取データにおいても中部エリアで第2位。スポンサーも多くついており人気のコンテンツと言えます。半年に1度行われている聴取率シェアの調査では2022年の改編が定着しつつあることやドラゴンズ中継の好調さもあって1年前の同時期に比べシェアが大幅に増えており、トップを走るZIP-FMとの差がはっきり詰まってきています。

その東海ラジオは2024年の4月から65周年イヤーと題したジングルや企画を展開中。ですが65歳になるのは2025年の4月1日です。お間違えのないよう。

AMラジオ放送局:東海ラジオ放送の特徴/ホームメイト
東海ラジオ放送は、愛知県、岐阜県、三重県の東海3県を放送エリアとするAMラジオ放送局です。さらに、静岡県、長野県、福井県、京都府、大阪府、和歌山県の一部でも聴取が可能です。人気パーソナリティーによる深夜放送が充実していて、若者層からの支持を...
  • 1960年7月1日(65周年)- ラジオ沖縄

ROKことラジオ沖縄は1959年6月30日に会社設立、翌1960年7月1日に開局しました。NRN(全国ラジオネットワーク)加盟局ですが全体としては「ローカルに徹せ」という社是の通り、自社制作の番組がかなり多い局で特に深夜帯を除けばほとんどが自社制作です。

沖縄の方言でニュースを伝えるコーナー、「方言ニュース」を開局当時から放送中。「民謡の花束」や「暁で~びる(あかちちで~びる、夜明けですよという意味)」などの琉球民謡専門番組も多く放送されています。1986年から「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」に参加、2017年にはradiko配信、ワイドFMの開局もあり全国区で聴けるようになりました。

ちなみに「ROK」という略称の”K”というのが何を意味するのか、よく”Radio OKinawa”の略とか”Radio Okinawa Kabushikigaisha”の略など様々な説がありますが、本当のところは局員でもわからない謎の一つなんだそう。

  • 1990年4月1日(35周年) – エフエム石川

2024年早々、大変なことになった石川県ですが、全県をエリアとしたFM局がHELLO FIVEことエフエム石川です。周波数80.5mhzからの連想で”ハローファイブ”という愛称がつけられています。開局当初からJFNに加盟しており、その大半はJFNC制作によるワイド番組となっています。自社制作のワイド番組としては、開局からパーソナリティーを担当している木村雅幸が構成、選曲、出演をこなす落ち着いたスタイルの番組「Sunset Express MOVE」が月曜から木曜の夕方に放送されているほか、金曜は昼枠に南早苗が担当する「Flyin’ Pop」とわずか2つ。どちらかというと防犯ブザーキャンペーンや特殊詐欺撲滅、クリーンビーチ作戦などの活動に力点が置かれているようです。

  • 1995年10月1日(30周年) – エフエム福島

ふくしまFMことエフエム福島は1995年3月に創設、10月に開局し2025年で開局30周年を迎えます。
エフエム石川のあとで見ると自社制作枠がかなり多い印象を受けます。朝と夕方には帯でワイド番組「Morning Freeway ふくしま」「RADIO GROOVE」を編成。金曜日は「デイリーフライヤー」枠も使った大型番組「impress -GOOD FRIDAY-」が放送されています。AMラジオよろしく、オープニングから30分近いフリートークが続くにぎやかな番組になっています。そして「DJ.ナイクのe-TALK」が19時から1時間生放送。このDJ.ナイクと言えば2000年前後には「ミリオンナイツ」を担当していたり、TOKYO FMで日曜朝の番組を担当するなど全国ネットで番組を持っていた方。今はここでしゃべってるんですね。

まとめ

ということで2025年に周年を迎える局は独立局からJFN加盟に舵を切る局、同エリアのFM局の傘下に入る局、すでにその役割を終えてしまい閉局したところ…などラジオ局継続に向けかなりの紆余曲折があるところが多いですね。しかも新しいラジオ局になればなるほどその傾向が強まっている。果たして今年のラジオ界はどうなるのでしょうか…

タイトルとURLをコピーしました