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[2020年4月改編]新番組を聴いてみるその1 ZIP-FM編1

どうもです。外出自粛が続いている今こそ、ラジオをじっくりと聴いてみませんか。ということで今回は改編ネタを久々に。この4月からスタートしたラジオ番組を聴いての所見を簡単にまとめてみたいと思います。今回はZIP-FMの新番組からピックアップしてみました。

Contents

SWEET VOX

コンセプト:今関心がある事、物、話題、時事ネタなどのトピックスを番組内で毎日1テーマとして設定。テーマを年代別や性別でのギャップや興味の違いなどをリサーチして紹介!ラジオならではの心理テストなども!

2020年4月6日(月)14:00~17:00 | SWEET VOX | ZIP-FM | radiko
バイリンガルナビゲーターの高木マーガレットがナビゲート!洋楽・邦楽のNOW HITS SONGを中心に20代~40代が今関心がある事、物、話題、時事ネタなどのトピックスをテーマとして設定、コメントなども

ラジオには「オーディエンス・セグメンテーション」という理論があり、かつてニッポン放送が1960年代に”時間によって聴くリスナーが異なることから、その層に合わせた番組を編成する”という方法を導入しました。それもあり、最初に取り上げる2つは基本的に新番組とはいえ、実質前の番組とはほぼ変わらない印象となっています。

まずはSWEET VOXも前の番組「Bloomy」とターゲットはほぼ同じ(実際ツイッターアカウントは「Bloomy」のものを流用している)。ナビゲーターのマギーこと高木マーガレットも「Bloomy」の水木担当だったので基本は同じようなものですね。それにしても27歳、ZIP-FM担当して1年で帯ですか。大阪だと40歳でもなぜか帯を担当できない不思議な局が存在するのにな…。

一言で言えばながら聴きするにはいい感じ。マギーの明るさもあっているし(明るすぎるくらい?)、「Bloomy」聴いてた人は引き続き聴ける番組だと思われます。

Mirror Park

コンセプト:夜の公園に集まって、自分のやりたいコト・興味のあるモノを自由に喋って、とにかく遊ぶアクティブな2時間。 学生に向けて「YES&TRY」をキーワードに、#ミラパーを通じて新しいキッカケを楽しむエネルギッシュプログラム!

2020年4月6日(月)21:00~23:00 | Mirror Park | ZIP-FM | radiko
小林拓一郎がナビゲート!夜の公園に集まって、自分のやりたいコト・興味のあるモノを自由に喋って、とにかく遊ぶアクティブな2時間♪ リスナーがアーティストにインタビュー?!番組のデザインを担当?!など、学生

こちらも「Groover’s dive」と変わらず学生ターゲットの番組。ZIP-FMもついにこの手のリスナーも取り込む施策に乗り出したかという。ナビゲーターのコバタクこと小林拓一郎は「tTIME」からの移動ですかね。スポーツコーナー「Dunk The Sports」も同じくこの番組にお引越し。

テイスト的には802の「ROCK KIDS 802」みたいなノリですね。こっちでもリスナーに電話をつないだり、いろいろなアンケートを取ったりしている。あとはロックキッズみたく、学校訪問とかもやるとこの手の番組は面白くなるのかもしれないが、今はきついだろうなあという印象。例のウイルスが収束してからがこの番組の見せ場になるのではないでしょうか?

それにしてもナビゲーターのコバタクのこれまでのDJキャリアが極めてオチケンとかぶっている。朝の帯をやったことがある、それから昼の帯もやった、そして夜の帯(オチケンは802での「ROCK KIDS 802」)。さてこの番組は名古屋の「ROCK KIDS 802」となれるか、あるいは名古屋の「イマリアル」となれるか?

Z-Biz

コンセプト:今、東海エリアは、日本は、そして世界はどう動いている? ビジネスマンZIPPIEに向け、内外の、経済、社会等、最新ニュースをわかりやすくお届けするニュー・プログラム。

2020年4月6日(月)19:00~21:00 | Z-BIZ. | ZIP-FM | radiko
荒戸完と神原真理がナビゲート!今、東海エリアは、日本は、そして世界はどう動いている? ビジネスマンZIPPIEに向け、内外の、経済、社会等、最新ニュースをわかりやすくお届けするニュー・プログラム。■コー

ZIP-FMとして以前に「Z-TIME Biz」という社会人向けのビジネス情報番組がありましたが、それ以来となる2時間のニュース系情報番組という触れ込み。なのですが…。

この番組、ホントにビジネスパーソン向けの番組なのか?

そういう疑問がわくほど2時間迷走しまくりの内容。これは早晩テコ入れをしないといけないくらいの酷さだと言っておきましょう。具体的に言うと

取り上げる内容が幅広く、すべてが浅い

日本の時事ネタから世界の話題、そして地元の話題のみならず、ヒット商品誕生の裏側に過去のニュースにトレンドワード、キーナンバー紹介に、とどめは人様のコレクションケース紹介…。と取り上げるネタが四方八方に飛び交っていてしかもどれもこれも浅い。浅すぎる。「かに座1位」ってわざわざこの番組で取り上げる必要、あるの?

ニュースはアナウンサーに読ませろ

この番組は19時20分ごろに定時のヘッドラインニュースとウェザーがあって、そこは橋本美穂氏を始めとするZIP-FMのインフォアナが担当しているのだが、そのほかのニューストピックスを読み上げるのがナビゲーターの2人。ところが慣れていないからなのか、噛む、噛みまくる。「かのーしぇー」とか酷い。明らかに罰ゲームとしか思えない。これ、中間のヘッドライン枠を取って、その分インフォアナにトピックスを読ませればいいんじゃないの?

固い、暗いと言われているが真逆

この番組の感想として「ZIP-FMにしては固い、暗い」という感想が寄せられているみたいですが、自分に言わせればそんなことは無いです。なんせ「かに座1位」を大々的に報じるくらいですもの。マジメな番組ではあるものの、重い番組ではないですね。例えば硬派な番組というとこういう番組のことを言うんじゃないの?

2020年4月6日(月)20:00~21:00 | TOKYO SLOW NEWS | TOKYO FM | radiko
『TOKYO SLOW NEWS』日々、あふれる情報から目を離し、ニュースを、深く、じっくり、耳で読み解くプログラムです。★ANGLE TODAY今日入ってきた気になるニュース

同じくこの4月改編で始まったTOKYO FMの報道番組、「TOKYO SLOW NEWS」。まあTFMは報道局を持ってるし、かつてもゴールデンに報道番組持ってたし、朝にも大型のニュースワイド持ってるのでレベルが違うのは分かるけど、番組に対する熱量とか重さが全然違うんですよね。所謂フェイクニュースが氾濫する時代に、スローニュース、調査報道を軸とした番組をラジオでやるという試み。初週から「育児困難社会」とか「刑法と性的同意」といったかなりシリアスなテーマを持って来たり、月1、2回のパートナーにジャーナリストの伊藤詩織氏(男性記者に「性暴力被害」を受けたとして実名を公表して告発したことで知られる。)をキャストしたりなど、番組に対する本気度がうかがえます。

あと、東京では特にCOVID 19の感染拡大が懸念されていてそのための対処の仕方も厳しくなっていて、会議室でのミーティングをやめたり、ブースの前にアクリル板を置いて飛沫がかかることを防止したりなどの工夫を施すようになっています。DJがマスクをつけてしゃべったり、電話出演やスカイプ出演に切り替えたりとか、そういった変化もしっかりこの番組ではしっかりと報告している。この番組だけでなく、J-WAVEの「JAM THE WORLD」でもプロデューサー立ち合いのもとでの検温、アクリル板の導入などの変化を報告し、事態が緊迫していることを伝えています。

翻ってZ-Bizはどうかというと、COVID 19の話題を多く取り上げているものの、自分ごとに聞こえてこないんですよね。こういった変化や緊迫感がまだないからなのか。これがアクリル板やマスクをつけてしゃべるようになると、緊張感がまた違ってくるんでしょうけどね。

あと、この番組はAbemaラジオでも放送されているんですが、そこで進行している姿がまたニュースを伝えているように見えない。だってこうですもの。

この格好でニュース伝えてるの?

これじゃどこかのヒップホップダンサーと町内会のおばさまじゃないですか。この格好でまじめにニュースとか言われてもねえ。

せめてテーマをしぼって、インタビューをもっと積極的に行ったりとか硬派にしていかないと、早晩手詰まりになってしまう可能性が高いんじゃないでしょうか?

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