今回は昨年に引き続き、BSNラジオで金曜朝に放送されている『高橋なんぐの金曜天国』にて、2025年に1曲目としてオンエアされた楽曲をまとめてみたものをお送りします。
新潟どローカルの番組でありながらradiko効果で全国各地で聴かれている人気番組。その中でもその週に起きたニュースを元に1曲目の選曲を行っていることが斬新と言われています。そこで今回はどんな楽曲が選ばれたのか、その選曲理由も合わせてまとめております。
今回は選ばれた曲が聴けるようにストリーミングのリンクを張っています。こちらで試聴・購入もできるのでぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに普段の私は『CH2020』派です。「Chairman interview」は毎回ためになるなあと思って聞いております。そんな自分が共犯者なんて名乗る資格はないかもしれませんが…。
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Contents
- 2025/01/17 Mr.Children『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』
- 2025/01/24 ウルフルズ『ダメなものはダメ』
- 2025/01/31 ペピーノ・ガリアルディ『ガラスの部屋』
- 2025/02/07 水曜日のカンパネラ『雪男イエティ』
- 2025/02/14 KAT-TUN『Real Face』
- 2025/02/21 原田直之『東京音頭』
- 2025/02/28 timelesz『Rock this Party』
- 2025/03/07 新浜レオン『離さない離さない』
- 2025/03/14 Perfume『ねぇ』
- 2025/03/21 西城秀樹『傷だらけのローラ』
- 2025/03/28 小林啓子『比叡おろし』
- 2025/04/04 郷ひろみ『2億4千万の瞳』
- 2025/04/11 広末涼子『MajiでKoiする5秒前』
- 2025/04/18 Mrs.Green Apple『Love me, Love you』
- 2025/04/25 FUNKY MONKEY BABYS『ヒーロー』
- 2025/05/02 Yoshihiro Toyoshima『ROCK YOUR LIFE AWAY』
- 2025/05/09 嵐『Monster』
- 2025/05/16 Ado『うっせぇわ』
- 2025/05/23 米米CLUB『KOME KOME WAR』、伊藤由奈『Precious』
- 2025/05/30 三郎『相撲甚句 夢』
- 2025/06/06 大塩綾子『闘魂こめて』
- 2025/06/13 道山イレブン『かしこみかしこみ』
- 2025/06/20 増位山太志郎『そんな夕子にほれました』
- 2025/06/27 沖田浩之『燃えてヒーロー』
2025/01/17 Mr.Children『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』

さて2024年が1月5日から通常モードだったのに対し、2025年は3日が箱根駅伝で休止、10日が前年にやるのを失念していた「1曲目予想アワード」を行ったため、通常通りに1曲目予想を行ったのが17日までずれ込むことになりました。この日は、1995年1月17日の阪神淡路大震災から30年となることからMr.Childrenの『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』をセレクト。実はこの曲のCD売上と印税(楽曲オンエアなどで著作権者などに入る使用料)はすべて震災の義援金に充てられている(現在も行われているのかは不明ですが)ということからオンエア。ホントに一人一人、防災意識をさらに高めなければいけませんね。
2025/01/24 ウルフルズ『ダメなものはダメ』

国民的アイドルグループのリーダーとして絶大な人気を誇り、テレビのバラエティーに不可欠なスターだったN氏が2023年6月、20代女性(当時フジテレビ社員)と性的トラブルになり、女性に約9千万円の解決金を支払って示談したことが週刊誌のスクープによって報じられました。当初は解決した問題として「今後の芸能活動についても支障なく続けられる」と意気込んでいたものの、その直後からレギュラー番組からの降板や終了が相次ぎ、復帰の芽が絶たれていました。また、このトラブルにはフジテレビ社員が関与していたと報じられ(その後の調査で関与は認められず)、発端となったとされるフジテレビでは17日に会見を開いたものの動画撮影が認められず、メディアも限定したこと、真相がほとんど明らかにされなかったことなど不味い対応をしてしまったことから多くの批判を浴びることになりました。
この問題を受け、フジテレビからスポンサーを引き上げる企業が続出。最終的には300社以上にも上ったということです。ほかにもこの週はベイスターズ・東克樹投手の不倫報道もあり、トータルしてトータスさんに斬ってもらおうということでウルフルズ『ダメなものはダメ』をセレクト。
2025/01/31 ペピーノ・ガリアルディ『ガラスの部屋』

1月27日、フリーアナウンサー・生島ヒロシが番組制作スタッフへのセクハラ(不適切写真の送信)・パワハラなど重大なコンプライアンス違反により『生島ヒロシのおはよう定食/一直線』を突如降板、活動を自粛することが発表されました。あと5回で7000回という節目でしたが、26日の『おはよう一直線』終了直後に言い渡されたとのこと。主を失った番組はその後代役のパーソナリティが3月までつなぎ、4月からは『Brand-New Morning』(ブラモニ)として新たなスタートを切っています。ヒロシつながりでお笑い芸人・ヒロシのネタで使用されている楽曲、ペピーノ・ガリアルディ『ガラスの部屋』をセレクト。
2025/02/07 水曜日のカンパネラ『雪男イエティ』

今季最強・最長の寒波がこの週・新潟県内を直撃。警報級の大雪が降り、交通に影響が出ているため、1曲目予想は簡素にこのニュース関連だけをピックアップ。本格的な寒波のピークが水曜日から始まったことから、水曜日のカンパネラの楽曲をセレクト。タイトルだけでなく歌詞も寒波到来で暖かいところに行きたいというものになっています。
2025/02/14 KAT-TUN『Real Face』

人気ユニットのKAT-TUNが3月31日付で解散することが2月12日、所属事務所の公式ホームページで発表されました。メンバーのうち、亀梨和也は事務所を退所、上田竜也と中丸雄一は事務所に残ってソロ活動を行う方針です。メンバーの脱退が相次いだり、アパ不倫があったりと事あるごとに当番組で話題となっていましたね。ということで去年も3回オープニングでセレクトされた「Real Face」を今年も例によって歌いだしだけオンエア。この曲まだ配信されてないんですね。
2025/02/21 原田直之『東京音頭』

2月19日、東京ヤクルトスワローズは球団公式マスコット「つば九郎」が当面活動を休止すると発表しました。担当していた球団スタッフが逝去したためで、直前の6日には体調不良でイベントなどへの出演を見合わせると告知されていたばかりでした。1994年にデビューし、ブラックジョークを交えたスケッチブックでの筆談などで球界屈指の人気を誇っていた「つば九郎」。つばめつながりで新潟県燕市とも交流があり、「PR隊鳥(長)」にも任命されていたんですよね。その「つば九郎」ですが、来季から活動を再開するということです。どのような形で戻ってくるのか注目ですね。選曲はスワローズの応援ソング「東京音頭」。
2025/02/28 timelesz『Rock this Party』

この日は今週のニュースからの選曲ではなく、高橋なんぐがハマっている”タイプロ”を経て新体制となったtimeleszの新曲がこの日配信リリースされたということで1曲目にセレクト。しかも珍しくフルコーラスで放送されました。
2025/03/07 新浜レオン『離さない離さない』

3月6日、走行中の東北新幹線「はやぶさ・こまち21号」の連結部分が外れ、自動的にブレーキが作動して停車。点検のため東北、上越、北陸の各新幹線が上下線で約3時間運転を見合わせました。2024年9月にも同様の問題が起きており、JR東日本が対策を進めていた中で再発したことに。この件で国土交通省は重大インシデントに認定しています。
2025/03/14 Perfume『ねぇ』
3月7日、BSNの行貝寧々(ねね)アナウンサーが担当番組『セッパン!』内で、2025年3月での退社を発表しました。4月からはアルマックスエージェンシーに所属し、ナレーションなど声の活動を続けるということです。行貝アナがらみで以前にもセレクトされていたPerfumeの『ねぇ』を選曲。歌いだしの部分が”ねね”に聞こえるとか。
2025/03/21 西城秀樹『傷だらけのローラ』
タレントのローラが3月17日のInstagramにて新潟で1年間かけて農業を学んでいくことを発表しました。本名を”佐藤えり”というローラは祖先が新潟出身(佐藤姓は新潟に多い)ということで、今の日本の食料自給率の低さ、農薬問題などを考え、これからの未来を作っていく若い世代の人々に自然農業で学んだ楽しさや難しさなどを自分なりの形で伝えたいと一念発起したのだそうです。選曲はローラつながりで西城秀樹『傷だらけのローラ』。この曲もまだ配信されてないんですね。
2025/03/28 小林啓子『比叡おろし』
3月27日、フジメディアホールディングスは取締役会にて、フジテレビの取締役相談役から日枝久氏が6月の株主総会後に退任することを発表しました。日枝氏は40年以上にわたって役員級のポジションに就き影響力を及ぼしており、昨年末に報道された元タレント・N氏の性的トラブルに端を発した一連のフジテレビ問題において、法令順守意識の低さや組織統治の不全の要因になったとされ、辞任を求める声が上がっていました。俗に”日枝降ろし“と言われています。ということで選曲は小林啓子の日枝、もとい『比叡おろし』。
2025/04/04 郷ひろみ『2億4千万の瞳』

4月1日、読売ジャイアンツの坂本勇人が東京国税局に2022年までの3年間で約2億4000万円の申告漏れを指摘されていたことが発覚しました。料亭やクラブでの飲食代などを必要経費に含めて計上し、年俸などの収入から差し引いて所得税の確定申告をしていましたが、これが経費とは認められなかったため。追徴税額は約1億円ですでに修正申告済みということです。2億4000万つながりで選曲はベタに郷ひろみ『2億4千万の瞳』。
2025/04/11 広末涼子『MajiでKoiする5秒前』

4月8日の未明、静岡県の医療センターで看護師を蹴るなどしてけがを負わせたとして、俳優の広末涼子が傷害の現行犯で逮捕されました。高速道路で事故を起こした後、病院に搬送された際、治療待ち中に看護師にマジで(M)蹴りを入れ(K)てケガを負わせたということです。その後、16日には処分保留で釈放。調査の結果、追突直前に時速185キロの速度を出しておりブレーキ操作を誤ったことが原因で、11月には同乗者に対する自動車運転処罰法違反の過失傷害容疑で書類送検されています。また当時、「一時的にパニック状態に陥った」ということで5月には双極性感情障害、甲状腺機能亢進症との診断を受け、当面の間、芸能活動を休止して心身の回復に専念している状況です。
2025/04/18 Mrs.Green Apple『Love me, Love you』
元BSNアナウンサーで当番組先代アシスタントの”りせこ”こと林莉世が4月16日、自らのInstagramにおいて結婚を発表。共犯者の1曲目予想もこれに関連する選曲が多く、結婚披露宴のオープニングで使われた曲がオンエアされました。りせこと言えば大の嵐ファンで、メンバーの婚約報道ですっかり気落ちした状態で番組を進行していた…ということもありました。ならば結婚披露宴でも当然嵐の曲を使ったんだろうと思いきや…。なぜミセス…?
2025/04/25 FUNKY MONKEY BABYS『ヒーロー』

ドジャースの大谷翔平に第1子が誕生したことが本人のInstagramで発表されました。おめでとうございます。選曲は”BABY”がらみでしおこがセレクト。9時台は正解発表だけで予想内容は10時台に持ち越しでした。
2025/05/02 Yoshihiro Toyoshima『ROCK YOUR LIFE AWAY』

4月29日、新潟市西区出身のプロレスラーで”女子プロレス界の横綱“と呼ばれた里村明衣子(センダイガールズプロレス代表)の引退試合が東京の後楽園ホールで行われました。デビュー戦の地でライバルであるアジャコング選手に勝利し、会場から万雷の拍手を受けてリングを下りました。当番組のジングルとしても使われている里村の入場テーマ曲・Yoshihiro Toyoshima「ROCK YOUR LIFE AWAY」をオンエア。まだ配信されていない。
2025/05/09 嵐『Monster』


2020年から無期限で活動を窮している「嵐」が2026年5月のライブをもってグループとしての活動を終了することを5月6日に公式サイトで発表されました。この話題一色ということもあり1曲目は嵐の曲に。またこの週は世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥が歴代最多タイとなる4団体統一王座・4度目の防衛に成功したこともあり、井上尚弥の強さを称した「モンスター」にちなんで曲も『Monster』をセレクト。
2025/05/16 Ado『うっせぇわ』

5月13日、エコスタで行われたプロ野球「横浜DeNA×阪神」で5回裏終了後の恒例イベント、オフィシャルパフォーマンスチーム「diana」とのリレー対決に昨年に続き高橋なんぐがBSNラジオパーソナリティー代表として出走。対決に向けてのトレーニング中によく聴いていた曲をスペシャルトレーナーに捧げる形でオンエア。
2025/05/23 米米CLUB『KOME KOME WAR』、伊藤由奈『Precious』

5月21日、コメの値段が高止まりしている問題に絡み「コメは買ったことがない」などと問題発言をした江藤拓農水大臣が事実上更迭され、後任に小泉進次郎氏(その後総裁選を経て高市政権下では防衛大臣)が起用されました。「コメ担当大臣」と言ってましたね。生産量調整や備蓄米放出、減反政策の転換も訴えていましたが、高市政権下で新たに就任した鈴木憲和氏は減反政策を復活させるなど全く異なる見解を見せています。前年にも「コメ騒動」の際に選曲された米米CLUBの『KOME KOME WAR』から伊藤由奈『Precious』へのコンボ。サビ部分で大臣の名前が聞こえませんか?「進次郎」って…。
2025/05/30 三郎『相撲甚句 夢』

5月25日、大相撲夏場所で2場所連続4回目の優勝を決めた大関・大の里(糸魚川市立能生中学校・新潟県立海洋高等学校卒業)について、横綱審議委員会は第75代横綱への推薦を満場一致で決定、晴れて横綱へと昇進しました。毎度出席確認のためだけに使われている「相撲甚句」をここぞとばかりに1曲目としてオンエア。ちなみにぴったり1年前の2024年5月31日放送でもこの曲が1曲目だったんですね。しかもこの時も大の里の優勝が選曲理由。当時はまだ小結で初優勝だったわけですがわずか1年で4回の優勝、そして横綱へ。凄い出世ですね。
ちなみにオンエアでは呼び出し・三郎のバージョンで放送されましたが、リンクに張っているのは美声で知られた10代目三保ヶ関親方の増位山のバージョンです。なぜ増位山なのか?その答えは後ほど。
2025/06/06 大塩綾子『闘魂こめて』

「ミスタージャイアンツ」「ミスタープロ野球」と呼ばれ、日本のプロ野球界に大きな功績を残した長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督が6月3日に都内の病院で逝去しました。巨人軍黄金時代と呼ばれたV9の主力、監督としては5度のリーグ優勝と2度の日本一、国民的行事とうたわれた10・8決戦、11.5ゲーム差をひっくり返した「メークドラマ」などさまざまな伝説を残しました。また、2013年には国民栄誉賞を授与されています。で、普通に『闘魂こめて』をかければいいのになんでしおこのバージョンなわけ?なんぐが阪神ファンなので多分に嫌味なのか…とも考えたものの、どうやら『六甲おろし』を始め各チームの球団歌をしおこに無茶ぶりしようという流れがこの時から出来ていたみたいですね。それはおいおい明らかになります。
2025/06/13 道山イレブン『かしこみかしこみ』

アルビレックス新潟は6月8日、FWの小見(こみ)洋太選手が柏レイソルに完全移籍したことを発表しました。昨季のYBCルヴァン・カップでは決勝で2得点を挙げるなど、7試合で4得点の活躍。今季も線のさまざまなポジションをこなし、リーグ戦16試合で2得点を記録していました。降格圏に沈むチームにとって主力の流出という大きな痛手になったわけですが、これだけにはとどまらなかったわけで…それは後ほど明らかに。「かしわ」に「こみ」が移籍すること、またサッカーにちなみ名前に”イレブン“が入るアーティストをセレクト。このDOZAN11というのは『Lifetime Respect』が大ヒットした三木道三の現在のアーティスト名です。
2025/06/20 増位山太志郎『そんな夕子にほれました』

大相撲の元大関で歌手としても活躍した増位山太志郎こと澤田昇さんが6月15日に逝去しました。初代・増位山の長男として生まれ、1980年初場所後に大関に昇進し、親子2代で大関に。1981年春場所限りで引退し、1984年に三保ケ関部屋を継承した後は”エストニアの怪物”とよばれた元大関・把瑠都などを育てました。また上述の相撲甚句に代表される歌唱力の高さでも知られ、代表曲『そんな夕子にほれました』は現役時代の1972年にリリースされミリオンセラーを記録しています。
2025/06/27 沖田浩之『燃えてヒーロー』

人気グループ「TOKIO」が6月25日に解散を発表しました。20日にメンバーの国分太一がコンプライアンス違反を理由に活動を休止しており、再び信頼を得ることが難しいと判断、グループとしての活動に区切りをつけることになりました。一方で3人が出演していた『ザ!鉄腕!DASH!!』は継続して放送されることもこの時明言されており、10月以降も続いています。ということで歌詞に「ダッシュ」が入るナンバーをセレクト。
次のページでは下半期の1曲目を取り上げます。

