どうもです。今回はアーティストのこれまでのチャートイン楽曲から今後のチャートの動向の分析をしていきたいと思います。今回は3月27日にアルバム「MAGIC」がリリースされたback numberのOSAKAN HOT 100でのこれまでのチャートイン全楽曲をご紹介します。
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概要
2004年に結成された群馬県出身の3ピースバンド。ライブパフォーマンスや主に女性の琴線に触れる楽曲に定評のあるグループと言われております。
2011年4月に「はなびら」でメジャーデビュー。以降、2013年に日本武道館公演、2014年に初のアリーナ公演、2017年にはアリーナツアー、去年はドームツアーと飛躍しまくっております。
ちなみに802では「MINAMI WHEEL」などの出演を経て、2011年6月にリリースされた2枚目のシングル「花束」がヘビーローテーションに起用。あと2013年のACCESSキャンペーンソング「スプリングハズカム」にボーカルの清水依与吏が参加しているのも記憶に新しい所ですね。
チャートの特徴
これまでフィーチャリングものを含め24曲がエントリー。ヘビロだった「花束」が一番最初のエントリーとなっています。1位獲得楽曲は2019年3月31日現在で5曲。TOP10入りは14曲となかなかのハイアベレージとなっています。
特徴としては、安定したオンエアもさることながら、デジタルセールスやアルバムセールスがかなり高く、この2つがポイントをかなり押し上げる傾向が強いですね。代表的なのはベストアルバム「アンコール」のポイントを稼いで1位を獲った「ハッピーエンド」、アルバム「シャンデリア」のセールス絶好調で1位を独走した「クリスマスソング」、デジタルセールスが絶好調で6週間1位を獲った「瞬き」など。
そのためTOP10入りが10週以上という曲もこれまで5曲、5週以上だと12曲と長く上位に居座っています。
その一方で一旦ペースが落ちるとTOP10脱落からチャートアウトするまでの間が短い。最近だと「瞬き」が6週連続1位、12週連続でTOP10のあと、6週でチャートアウトしてしまったように意外とロングランにならない楽曲が多いですね。これまで最もチャートインしていたのが「ハッピーエンド」の27週というのも意外な感じがしますね。
さあそんな中、これまで1位を獲っている5曲を調べたところ、いろいろな法則が見えてきました。これを見れば1位を獲る傾向が分かると思います。まずはこちら。
1位を獲っているのはすべてバラード
「え?バラードしか歌ってないんじゃないの?」というツッコミは筋違いですね。「大不正解」とか「青い春」のようなロックチューンもある中で、1位を獲っているのはこれまですべてミディアムテンポの”バラード”。たまたまシングルで切っているのに”バラード”が多いのか、タイアップものに”バラード”が多いのか、得意ジャンルなのかははっきりしませんが、バラードでは1位を獲る確率がグンと上がっています。
1位楽曲のほとんどは小林武史プロデュース
「え?Perfumeが1位獲ってる楽曲はすべて中田ヤスタカプロデュースだよ」というツッコミも筋違いですね。back numberの場合、楽曲によってセルフプロデュースにしたり、蔦谷好位置氏だったり、小林武史氏だったりといろいろプロデューサーを変えている中で、5曲中4曲が小林武史氏プロデュースになっています。特に最初の1位だった「ヒロイン」から「クリスマスソング」「ハッピーエンド」「瞬き」とここまではすべて小林武史氏で来ていたんだけどなあ。次の「オールドファッション」は島田昌典氏のプロデュースで、初めて小林氏以外で1位を獲った作品となっています。
1位楽曲はすべて冬に獲っている
そしてこれもポイント。back numberの場合秋口から冬場に強くて、「クリスマスソング」と「瞬き」が年マタギで1位を連続して獲ったのを筆頭に、「ヒロイン」が2月、「ハッピーエンド」が1月、「オールドファッション」が11月に1位を獲っています。
これまで11月に「オールドファッション」「クリスマスソング」、12月に「クリスマスソング」「瞬き」、1月に「クリスマスソング」「ハッピーエンド」「瞬き」、2月に「ヒロイン」とこの4か月に1位は集中している。逆にそれ以外の月では「高嶺の花子さん」も「僕の名前を」も「大不正解」も1位に届かないといった傾向が出ておりますね。
「HAPPY BIRTHDAY」は1位を獲れるのか?
では今回、1位が有力視されている「HAPPY BIRTHDAY」はというと
- バラードである
- 小林武史プロデュースである
- ただしチャート上は春になる
と2つの項目で1位を獲れそうな感じになっています。あとは1回も1位を獲っていない4月というのがどうなるかですが…。まあ冬リリースの曲だから関係ないかな?
[bakunan]