どうもです。3月になりました。ようやく気温が上がりつつありますね。底冷えの冬から一歩ずつ抜け出した感じがします。ところが今度は春の嵐ですよ。ハンパない風で通勤するにもまーた一苦労ですってば。ホントに春のポカポカ陽気はいつおとずれるのでしょうか。
そして3月と言えばヘビーローテーションも変わるのですが、いやあまたびっくりしましたよ。洋楽がまさかのこの曲ですよ。
- Feel It Still
Portugal. The Man
オルタナティブ
ポルトガルザマンの「Feel it still」。去年、某「BEAT DIFFUSION」のDJが最終回にに残した言葉「2017年、バンドでヒットした曲ってありましたか?」と言われるくらいにロックシーンが大不振という状況の中生まれた、数少ないロックバンドの全米TOP10ヒットです。ところがなぜに今更去年のヒット曲を持ち出すかなあという気持ちがしないでもないですね。先月のSZAも去年6月だったかのアルバムでしたし、耳の早いリスナーじゃなくてもビルボードチャートを少しでも見てる人だったら誰でも分かる曲ですよ。まあ4月に日本盤がリリースされるのとサマソニ出演もあるからということだと思うんですが、それだったら3月にEPなりアルバムが出て夏フェスにでるPALE WAVESとかスーパーオーガニズムとかさ、注目のバンドいるじゃん。1月の「HAVANA」じゃないカミラから今更感のある2曲とFM802の洋楽ヘビロチョイスがどうなってるのかと言わざるを得ないですね。
では今週のオンエアの傾向に入りましょう。
Contents
なんちゅう邦楽勢のオンエアか
まず洋楽好きのリスナーさんが邦楽が優勢的なチャートをこう見ておりますが…。
デジタルセールス・ポイントの影響で、やっぱ邦楽が優勢になるんかな?
かと言って、全番組を対象にしたリクエスト集計を追加したら更にチャートがスゴいことになりそうだし…— ラジオ二等兵 (@AKIDAI2011) 2018年2月25日
はっきり言いましょう。この状況の原因になっているのは、ずばりオンエア数そのものが段違いだからです。今回でも例えばグレイテストショーマン主題歌「THIS IS ME」が先週24位に初登場し、さらに今週もアルバムとデジタルセールスが絶好調なため、TOP10入りも十分あると思われます。しかしながらオンエア数は5回。去年、ララランドの「ANOTHER DAY OF SUN」が安定して15回前後オンエアされ、1位を2回獲得しましたが、このくらいのオンエアを獲得しないとTOP3、TOP5に太刀打ちできない状況ですね。これは先週12位でデジタル依然好調な「HAVANA」もオンエア数4回なので同じことが言えます。それくらい、強力リリースラッシュとなっている邦楽勢のオンエアがえげつなさすぎる。
例えば先週1位を獲得したセカオワ「サザンカ」はスポーツの祭典公開で21回と再び上昇。デジタルはやや下降も依然好調です。さらに先週4位まで一気に上がってきたSUCHMOS「808」が18回、6位初登場の米津さんは16回と高オンエアをキープ。おまけにSUCHMOSにも好調なデジタルセールスが加算。依然絶好調の米津さんともどもまだまだポイントを積んできそうです。
で、ここに先週40位のワンオク「CHANGE」が食い込むのではないでしょうか。オンエア数が20回、しかもこちらもデジタルセールスがかなり加算されるためTOP10確実な状況ですね。
上位陣のオンエアです。2位ユニゾン「君恋」は15回と依然好調ですね。一方3位のWANIMAは7回まで減っておりポイントダウンは避けられないでしょう。以下、5位星野さんは20回とリリース前にしてオンエアが大きく回復、7位TWICEは6回、8位ブルーノは8回、9位菅田さんは11回でデジタルセールスは絶好調、10位SCANDALは6回となっています。先週取り上げた第11位のMrs.GREEN APPLEが13回とオンエアをキープしているので、こちらのTOP10もありそうですね。
今週の注目曲
では注目曲です。この曲しかないでしょう。
- アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)
小沢健二
J-Pop
映画「リバーズエッジ」、ベルリン映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞受賞ということでおめでとうございます。その主題歌となっているのが小沢健二さん「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」ですね。原作の岡崎京子さんと深い交流があるということでまさにピッタリな主題歌だと思います。
この小沢さんが映画「リバーズエッジ」や「アルペジオ」のことをたっぷり語りつくした、FM802とFM COCOLOの特別企画「Our Osaka Our ozawa」のまとめを随時更新しています。例えば映画が二階堂ふみの強い思い入れだけで出来ていること、「アルペジオ」が今の若い人たちのことを一切意識せずに作ったこと、90年代の自分や岡崎京子が聴いて恥じないような曲にしたかったことなど。ぜひ下のリンクからご覧ください。
ということで、あそこまでオンエアを稼いだセカオワが優位でしょう。これまでも1位を取った3作品は2週以上連続で1位取ってますし、この曲もそうなるのではないでしょうか。
最後に、ホントに「THIS IS ME」もったいないなあ。もう少しオンエアが伸びれば1位争いできるのに。アルバムもデジタルもあれだけ好調なのに。もうちょっとオンエアできないものなのか?
- This Is Me
Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble
サウンドトラック
- TOP3見解
- SEKAI NO OWARI「サザンカ」
- SUCHMOS「808」
- 米津玄師「LEMON」