当ブログでは各々楽曲のAPPLE MUSICへのリンクを貼っております。ぜひご利用ください。

[祝〇周年]2025年に区切りの年を迎えるラジオ局はここだ

本年も当ブログをよろしくお願いします。

さて今回は2025年に周年を迎えるラジオ局を調査していきます。昨年と同じ方式で書こうと思ったのですが、いかんせん局数が多く、それも日本最大のFMネットワークに絡んでいる局がほとんどなので、今年はFMネットワークの発足からローカルラジオ局の開局ラッシュ、独自路線を歩むラジオ局、ラジオ離れや経営不振により独立局を断念したラジオ局、そして最悪の結末を招いたラジオ局…と今も勢いのある局から、すでに消えてしまった局までその歴史を簡潔に紹介しながら周年を迎えるラジオ局を見ていくことにしました。ではどうぞ。

Contents

FMネットワークの夜明け

  • 1970年4月1日(55周年)-エフエム大阪
  • 1970年4月26日(55周年)-エフエム東京
  • 1970年6月1日(55周年)-エフエム福岡



1969年12月に初の民放FM局として開局したエフエム愛知に続き、この1970年には3局が開局しています。これ以降に開局しているラジオ局は基本FM局です。

まずは4月1日、大阪に「大阪音楽エフエム放送」、現在のFM大阪が開局。その後4月26日にTOKYO FMことエフエム東京も開局しました。日本初の”民間特定地上基幹放送事業者”による民放FM局として開局したのは先にも述べた通りエフエム愛知ですが、それより前の1960年4月から東海大学のFM実用化を目的とした試験局として「エフエム東海」が開設されており、これがエフエム東京の前身となっています。

6月には「福岡音楽エフエム放送」ことエフエム福岡が開局し、愛知、大阪、東京、福岡4都市のFMラジオ先発局が中心となり新たなラジオネットワークが1981年5月に発足します。それが「全国FM放送協議会」=Japan FM Network、通称JFN系列と呼ばれるものです。

全国FM放送協議会(JFN)

1980年代前半には全国各地でFM局が開局、順次加盟する流れが生まれていました(後述)。一方でローカルFM局ではマンパワー不足や番組制作のスキルの課題もあり、合理的な運営、及び、地域性の確保に寄与することを目的として、ネットワーク向けに番組を供給するJFN系列の合資による制作会社が1984年5月に立ち上がります。これが株式会社ジャパンエフエムネットワークという、全国FM放送協議会の英語表記と同じ名前がつけられており、俗にJFNCと呼ばれています。

会社概要 | JFN|ジャパンエフエムネットワーク
English JFN加盟各社の合理的な運営、及び、地域性の確保に寄与することを目的として設立された番組供給会社です 会社名 株式会社ジャパンエフエムネットワーク 住所 東京都千代田区麹町1-8 (Google Map) 資本金 4億円 設

JFN系列のFM局が続々と開局

  • 1985年4月1日(40周年)- 富山エフエム放送
  • 1985年4月1日(40周年)- エフエム秋田
  • 1985年6月1日(40周年)- 三重エフエム放送
  • 1985年10月1日(40周年)- エフエム岩手
  • 1985年10月1日(40周年)- エフエム群馬
  • 1985年11月1日(40周年)- エフエム熊本
  • 1985年12月1日(40周年)- エフエム山口







「全国FM放送協議会」というラジオネットワーク、番組供給会社ジャパンエフエムネットワークの立ち上げによって更にラジオ局開設の下地ができた1985年には富山、秋田、三重、岩手、群馬、熊本、山口でJFN加盟のFM局が誕生しました。

4月1日には”FMとやま“こと富山駅近くにサテスタがあることで知られる富山エフエム放送、そしてエフエム秋田、6月にレディオキューブこと三重エフエム放送、10月にはエフエム岩手と自社制作の高校野球実況中継などで知られるエフエム群馬、11月には開局当初の名称がエフエム中九州だったFMKことエフエム熊本、12月にはFMYことエフエム山口が開局…とこの年だけでも7局が立ち上がっています。そんな中、同じ1985年に開局したこちらのFM局は一線を画す大胆な作戦に打って出ました。

タイトルとURLをコピーしました