閉局したFM PORT、神過ぎるDJのラストメッセージ…

スポンサーリンク

どうもです。先日、6月30日に閉局したFM放送局、FM PORTロスが現在も続いていますね。

閉局となった当日は終日特別編成となり、レギュラー番組も振り返りやリスナーからのメッセージ、ゲストとのトークなどに充て、ニュース、天気、交通情報を入れずに進行。最後の番組となった「Many THANKS FROM FM PORT」では開局から携わってきたナビ陣の進行のもと、この20年を振り返りながら在籍していたナビゲーターとのまるで同窓会のごとく賑やかに、すべてを出し尽くしたかのように締めくくられました。本当は20年を華々しく迎えたかったはずですし忸怩たる思いだったのでしょうが、それを微塵も?感じさせないような大満足なフィナーレ(って言っていいのか?)でした。

そんな当日の放送をチェックしていると、神過ぎなメッセージもありましたよ。16時から放送されていた「BEAT COASTER」、こちらのラストメッセージです。録音しているのを聴くと今でもジンと来ますねえ。ということで(本当は良くないでしょうが)その部分だけを抽出したファイルもアップしたい気分です。がひとまずはメッセージの書き起こしを。

ラストメッセージ

この18年間、僕もみんなも本当にいろいろあったと思います。出会いがあり別れがあり、震災もありました。洪水もありましたね。それから、夜空に上がる綺麗な花火もありました。冬の銀世界、クリスマス、お正月、若い子たちは受験、部活、学校生活。それから大人たちももう毎日の仕事、それから生活、夫婦間、家族のいざこざもあれば絆もあります。

そんなみんなの生活の中にラジオは日々お邪魔をしてきました。そしてその声をみんなはラジオに届けてくれました。その声全てが私たちにとってスタッフにとって僕にとってとてもとても大切なものです。それはなぜならば、自分たちの存在意義を感じられるからです。

20年前からラジオDJになって変わらないことがあります。それは”一日一人、誰かを幸せにすること。”たった一人でいい。それで十分、むしろそれが精いっぱい。音楽でも言葉でもなんでもOK。それが週に4日あるから4人、1年でいうと52週だからだいたい200人くらい。それを10年やったら2000人。20年できたら4000人。もしそんなことが出来たら、人生それでもう十分。そんな仕事が出来ただけでも僕は幸せ。だからできる、頑張る。そんな風に思っていました。それは今日も同じです。そうです。ラジオの前で日々聴いてくれていたあなたたちがいたので僕らは自分の存在意義というのを感じながら生きてこられました。つまりね、生かされていたということです。

人間の命というのはいつどうなるか分かりません。だから一日一生。最初に死生観を教えてくれたのは父親でした。父は私が8歳の時に突如星になりました。そして母親は5年前の元日に笑顔で星になりました。人生というのは何が起こるか、誰にも分からないのです。だから、自分の友達、お父さんお母さん、兄弟、妹さん、お姉ちゃん、おじいちゃんおばあちゃん。とにかく周りにいる人に、好きな人に、あるいは本当に好きだけれど感謝してるけど伝えていない人に、ちゃんと気持ちを伝えてください。思った時に一言でいいからね。「今日も一日仕事おつかれ」でもいいし「ご飯ありがとう、おいしかった」でもいいしなんでもいいです。言葉にして伝えてください。よろしくどうぞ。

振り返るとこの18年間は、夏のような日々でありました。ドラマティックだったしね、もちろん嫌なこともあるでしょ。みんなと一緒ね。でも笑ったりたまに泣いたり、うまくいったりいかなかったり。僕も出会いがあって別れもあって、普通にフラットに過ぎてく一日もある。でも確実に一つ言えるのは振り返ると”とても幸せであった”ということです。皆さんがそんな幸せな夏の日を作ってくれました。一緒に過ごすことが出来て本当にに楽しかったです。ありがとう。マイクの前にいると、辛いことも吹っ飛びます。終わると悩むときもあります。でもまたマイクの前に来ればどういうわけだか、生きる力が沸いてくるんです。こんな素晴らしき日々を与えてくれて、改めてThank You,Thank You,Thank You,AND 感謝です。

その夏の最後の一日がもうすぐ終わりますね。FM PORTというラジオステーションの中で過ごした、この18年という長ーい夏は、荷物にならない財産であり、宝物でした。本当にどうもありがとう。その日々をいつまでも、ずっとずっと思い出に。そしてみんなもできれば、いつまでも、ずっとずっと忘れずに。

まとめ

リスナーがDJのメッセージや選曲で勇気づけられているように、DJもまたリスナーとのつながりで生きる力が沸いてくる ということが伝わってきます。また、この番組は15年以上続いていたわけで、当たり前のように日常の中に番組があったというリスナーもいることでしょう。それが突然、消えてしまうという喪失感はあまりにも計り知れないものがあります。そういう意味でも、当たり前のものなどない、身の回りにいる人たちが本当に大切であるということを教えてくれたような気がします。

そして今回、FM PORTだけでなく、同じ日にはRADIO NEOというFM局も閉局することとなりました。イベントが出来ない状況の今、ラジオ局が続くのも当たり前だと思わず、改めてリスナーとのメッセージでの交流など、原点に立ち返ることが大切なんだなあと感じます。第2、第3のFM PORTが出ないことを祈らざるを得ないですね。