FM802「OSAKAN HOT 100」。2020/7/19付展望。ヒゲダン「Laughter」好スタートもそれを遥かにしのぐ曲が現れた?チャートは壊れてしまうのか?
どうも。お待たせしました。OSAKAN HOT 100、今週7月19日付の展望をお届けします。今週もオンエア数からその背景を切り取っていきます。
Contents
先週のTOP10のポイント推移
ではいつも通り、最初に先週のTOP10のこの2週間でのポイント推移をまとめると…
- Title
- 先週
- 先々週
- 折り合い / 星野源
- 5790
- 5820
- Rain On Me / Lady Gaga with Ariana Grande
- 5670
- 6470
- YES AND NO / DREAMS COME TRUE
- 5040
- 圏外
- 猫ちぐら / スピッツ
- 4930
- 圏外
- 裸の心 / あいみょん
- 4620
- 5240
- Mela! / 緑黄色社会
- 4300
- 4610
- Milk / WANIMA
- 3630
- 4500
- 夜に駆ける / YOASOBI
- 3580
- 4200
- 香水 / 瑛人
- 3470
- 圏外
- LUCK / Nulbarich
- 3110
- 圏外
星野源「折り合い」がガガ「Rain On Me」を150ポイント差で1位の座から引きずりおろしました。ただポイントは先週から落としておりピークは過ぎた感じですね。
2週目で3位に上がってきたドリ、4位に上がってきたスピッツは逆転に向けどこまで勢いが続くでしょうか?そして5位以下は全体的に下降気味ですね。TOP10入りが11週目となった5位のあいみょんと10週目の緑黄色社会はそろそろお疲れさまとなるのでしょうか?
ではオンエア状況はどうなっているのか。先に先週のTOP20の推移から見ていきましょう。
2020/7/6から7/12までのオンエア数推移
先週のTOP20のオンエア推移
- Title
- 今週
- 先週
- 折り合い / 星野源
- 9
- 15
- Rain On Me / Lady Gaga
- 10
- 12
- YES AND NO / DREAMS COME TRUE
- 8
- 18
- 猫ちぐら / スピッツ
- 6
- 16
- 裸の心 / あいみょん
- 4
- 9
- Mela! / 緑黄色社会
- 14
- 13
- Milk / WANIMA
- 5
- 6
- 夜に駆ける / YOASOBI
- 9
- 7
- 香水 / 瑛人
- 4
- 8
- LUCK / Nulbarich
- 10
- 12
- サントラ / Creepy Nuts × 菅田将暉
- 10
- 20
- BLUE / Saucy Dog
- 4
- 6
- Say So / Doja Cat
- 1
- 14
- Stay Gold / BTS
- 3
- 6
- 妄想サマー / SHISHAMO
- 2
- 8
- Fight me feat.yonkey / 空音
- 5
- 16
- Learn To Fly / Surfaces
- 10
- 5
- everyday / mahina
- 1
- 4
- How You Like That / BLACKPINK
- 6
- 13
- RUN AWAYS / m-flo loves chelmico
- 2
- 3
全体的に伸びておりませんね。星野源は昨日10周年を記念したオンラインライブがあったもののオンエアを落とし、ガガ様も大雨の影響が深刻なのかじわじわとオンエアを下げています(「Free Spirit」枠がガガ特集だったこともありここで2回オンエアされ何とか10回に乗った)。そんな中、ま~たかよ、「Mela!」。なんでオンエア数が上がってるんだよ。上位陣がほとんどオンエアを落としているのに、なぜこの曲だけ…。謎は深まるばかりです。
先週オンエア数20回で11位につけた「サントラ」は半減したものの10回をキープということでTOP10入りは当確でしょうか。あとは17位の「Learn To Fly」が再びオンエア数を10回と回復させてきました。こういう推移の曲は今後も期待が持てるというものです。これもTOP10行けるかどうか?
ヒゲダン「Laughter」が好スタートも…
さて某ブログの主が毛嫌いしているヒゲダンが先週月曜より新曲となる「Laughter」のオンエアを解禁。主題歌となっている、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」が全国公開されるのに先駆け、先週10日よりデジタルシングルとして配信が開始されています。昨年の年間1位となった「Pretender」に次いでの起用となりますが、正直曲は置きに行ったというか、「Pretender」路線な曲だなあと言った印象となっています。まあ映画もヒットするのかどうなのかもよく分かりませんし、何せこの曲、8月5日リリースのEPからの先行配信なのですが、このEP「Hello EP」の3曲目に入るという、位置づけ的にメインじゃない形になっています。さながら「HELLO」をメインとすれば2曲目ですでに先行配信されている「パラボラ」が露払いでこの曲が太刀持ちでしょうか?ということで「Hello」がオンエア解禁されるまでが勝負と言うことになりそうな感じですね。
ということでオンエア解禁1週間のオンエア数は稼ぎに稼いで何と28回。問答無用でTOP5近辺でのエントリーが予想されます。某ブログの主もさぞかし憂鬱な気分でしょう。
ところが、このヒゲダンをもってしてもホッテストエントリーにならない可能性がかなり出てまいりました。というか、この曲で1位を獲るのも厳しい。そんな高い壁が突如として出現したといってもいいでしょう。今回はヒゲダンを遥かにしのぐ(ヘビロじゃないよ)、常軌を逸したオンエア数の曲が出てしまいました…。続いてオンエア数上位の推移を。
オンエア数上位の推移
- Title
- 今週
- 先週
- A Letter To My Younger Self / Quinn XCII & Logic
- 42
- 29
- 夏のまほろ / ハルカミライ
- 40
- 29
- 感電 / 米津玄師
- 37
- 0
- Laughter / Official髭男dism
- 28
- 0
- されどBGM / フレデリック
- 15
- 12
- Mela! / 緑黄色社会
- 14
- 13
- Little Summer / ビッケブランカ & 松本 大
- 13
- 1
- サントラ / Creepy Nuts × 菅田将暉
- 10
- 20
- LUCK / Nulbarich
- 10
- 12
- Rain On Me / LADY GAGA
- 10
- 12
- Learn To Fly / SURFACES & ELTON JOHN
- 10
- 5
- 折り合い / 星野源
- 9
- 15
- 夜に駆ける / YOASOBI
- 9
- 7
- Fanfare / TWICE
- 9
- 3
- Slow Grenade Feat.LAUV / Ellie Goulding
- 9
- 2
- 絶叫セレナーデ / sumika
- 9
- 0
- YES AND NO / DREAMS COME TRUE
- 8
- 18
- Girlfriend / CHARLIE PUTH
- 8
- 10
- Naked / Jonas Blue & MAX
- 8
- 8
- ティーンエイジサンセット / Hump Back
- 8
- 5
- HOME / 土岐麻子
- 8
- 0
ね?おかしいよね。37回ってほとんどヘビロじゃん。ヒゲダンの28回が可愛く見えるよね。何でここまでオンエアする必要があったのかという。ちなみにどの番組でオンエアされたかというのを図に表してみました。色付けしたのがオンエアされた番組と言うことになりますが、ほぼヘビロ状態です。
もうどの番組でも異口同音に言ってると思いますが8月5日にリリースされるアルバムから先行でダウンロードを開始。例によって日本ではストリーミングを行っていません。相変わらずです。もうそんなマーケティングで通用するんでしょうかね?
今回のウイルス禍によりツアーがつぶれ、「パプリカ」が使われる予定だった選抜も、嵐を迎えてテーマソングを作るはずだった五輪もすべて消えた。タイアップ主体の戦略が通用しなくなった新しい時代に、上半期を象徴するヒットはTikTok発でバズった瑛人「香水」やYOASOBIであり、Netflixで配信された「愛の不時着」であり「梨泰院クラス」だった。ステイホームの期間に多くの人はサブスクリプションサービスでのストリーミングで好きなものを見つけていった。aikoもRADWIMPSもサブスク完全解禁した。それでも全く動かなかった米津玄師。もはや時代の流れに完全に乗り遅れたといっても過言ではなかった…はずだった。
なのに、このオンエア数、どうなってるんだという。「愛の不時着座談会」をやり、YOASOBIも瑛人もTOP10入りして明らかに今の時代の流れに乗っかろうとしている感ありありだったはずの802。いったいどうしたいのか、迷走してるんじゃないのか?
矛盾してるんじゃないのか?これで単純に計算すると推定で5500ポイントは軽く超えそう?しかも上位陣は軒並みポイントを落とす。初登場でTOP3どころか、1位とかになってしまう恐れもありますね。そうなると、上半期のエンタメシーン、全否定することになりかねないですね。知恵をしぼってオンラインでの配信ライブを行ったり、リモートワークによる楽曲配信を行ったり、それで1枚アルバムを作ったり、そういったアーティストの曲への反応は鈍く、いつものようにドラマのタイアップ曲が解禁されたとたん、わけのわからん大量オンエアに走る。こんなんでいいのか。今週のランキングはある意味、今後の番組の行方を左右するかもしれないですね。
まあおそらく補正が入るとは思いますよ。以前クリープハイプの「栞」が独占オンエアされた時オンエア数が50回近くあったけど結局初登場20位でしたからね。どう考えてもほぼヘビロ状態でオンエアされていることを加味すればポイントを下げてくる可能性があるでしょう。もしそれがなかったらこれはインチキそのものですよ。チャートじゃなくてチート。
で、次のページでTOP20想定とまとめに入ります。