どうもです。4月に入り、各地域でラジオの新番組も始まりました。今回のブログではそんな新番組の中からおすすめの番組とイケてない新番組を紹介したいと思います。
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おススメ・FMノースウェーブ「Friday CrossRoads」
毎週金曜日の16時30分からの3時間半のワイド番組で、コンセプトは「金曜の夜は音楽が主役」。この番組はDJのタック・ハーシー氏がDJのみならず、選曲や構成(コンソールなどのミキシングなど)も行うアメリカンスタイルで進行されています。
で、この番組はコンセプトにもあるようにひたすら曲を途切れなくプレイし続けるのが大きな特徴。CMは入るものの、天気や交通情報、さらにはTIME PASSAGEと呼ばれるノースウェーブ独自の時報も一切入らず、曲と曲の合間にタック・ハーシーによる英語でのアナウンス(曲紹介や時刻など)が必要最小限入るだけ、といういたってシンプルな構成になっています。
リスナーからのリクエストやメッセージに一切触れず、FMラジオの原点とも言うべき「More music Less Talk」の番組を夕方3時間半の生番組で編成するというノースウェーブの編成、リスナーとの2WAYを重視した近年のトーク中心のワイド番組が夕方の主流になる中で一石を投じるような、そんな覚悟を感じます。
タック・ハーシー氏は「SAPPORO HOT 100」など長年ノースウェーブなどで番組を多く担当している同局の看板DJで、もともとアメリカンスタイルでのワンマンDJとしても活躍されている方。その方の番組ということもありとても説得力がある。この人がやるからこそ成立する番組だなあと。
選曲も懐かしの洋楽一辺倒なだけではなく、最新の邦楽やチャートを賑わす曲を取り混ぜ、ロックからソウルミュージックと幅広くセレクトされています。個人的にはレリッシュやホール&オーツの曲をよく聴いていたので、とてもこの時期懐かしく思いましたね。。
おそらく近年のワイド番組に慣れているリスナー(特に若い方)はこの”不親切な”構成に慣れなかったり、苦手に思うことがあるかもしれないですが、ぜひぶれずにこのスタイルを貫いてほしい。そう願う次第です。
イケてない新番組・FM802「WONDER POP」
その反対に残念、というか期待外れの新番組も結構あって中でもこの番組は「やっぱりな。」というスタートになってしまった。それがFM802の「WONDER POP」。
「Friday CrossRoads」はタック・ハーシー氏という看板DJが担当するからこそ成り立つ番組であるのに対して、この番組は正直、高樹リサがDJである必要性を全く感じない構成になってしまったのが残念でしたね。これが例えば「JOY SQU-AIR」のような番組だったら存在感を出せるはずだったんですが、RADIO DARLINGSにあいみょんにバンプでしょ。他の番組と全く変わらないんですよね。「WONDER POP」が田中乃絵で「WEEKEND PLUS」が高樹リサでも同じだったんじゃないのかな。ただスケジュール的に「WEEKEND PLUS」が出来ないから「WONDER POP」になっただけだとか。そんな理由だけでキャスティングされたにすぎないような初回となりました。そもそもコンセプトが「家族や仲間と過ごす夜をもっと楽しく、『週末の入り口』をさらに盛り上げる番組」という、深夜3時で「家族や仲間と過ごす夜」というのがミスマッチな感じがしますよね。この時間リアルタイムで聴いてる人なんて夜勤シフトが終わって家に帰る人とか、深夜バスで聴いてる人とか、長距離トラックのドライバーとか限られてると思うし、家族とか仲間はその時夢の中にいるよね。
確かにネットフリックスの番組紹介とかは高樹リサならではの内容なのですが、これとて「WONDER POP」でも「WEEKEND PLUS」でもできること、なのでその他での、選曲などでの色分けが出来なかったというのが残念でした。これだったらまだ「Groove-U」の方が個性がありましたよ。ブラックミュージック多めだったし。その個性さえなくしてしまった量産型の番組に成り下がってしまうのか。もうしばらくはリクエストとかに答えないで、高樹リサの番組だったらこの曲がかかるだろうという選曲をしてほしい。あとは海外アーティストのインタビューも。期待してますよ。