どうもです。今回はアーティストのこれまでのチャートイン楽曲から今後のチャートの動向の分析をしていきたいと思います。第1弾は2月27日にアルバム「Eye」「Lip」を同時リリースしたSEKAI NO OWARIのOSAKAN HOT 100でのこれまでのチャートイン全楽曲をご紹介します。
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概要
最初にチャートインしたのは2010年10月の「天使と悪魔」。この曲が翌11月のヘビーローテーションになり、最高位11位を記録しました。ちなみに当時のグループ名はアルファベットではなく、普通に” 世界の終わり”という表記で、メジャーに移籍した際に現在の名前にしたようです。当時は”世界の終わり”というバンド名もさることながら、歌いだしの「いじめは正義だから」という、なかなかインパクトのある歌詞が印象的なバンドでした。
その後、メジャー2枚目のシングルだった「スターライトパレード」が、ラジオキャンペーンのテーマ曲だったこともあり、802でもよくかかった。結果初のTOP10入りとなる4位を記録。続く「眠り姫」で初の1位を獲得(しかも6週間連続)。
2014年には無線機を使ったパフォーマンスと「ドラゲナイ」の歌詞で有名となった「DRAGON NIGHT」が年をまたいでチャートイン。10月から11月にかけて1位を2週獲った後、じりじりと下がりいったんは19位まで後退するも、年明けにTOP10に戻り、2015年1月25日のチャートでは12週間ぶりとなる1位返り咲きを記録。1位獲得のインターバルとしては過去最長となる記録を打ち立てました。
2018年は2曲が1位を獲得。「イルミネーション」は初登場20位から2週目で1位を獲得。TOP10圏外からの1位というあまり例のない珍記録も達成しています。
チャートの特徴
これまで1位を獲得した楽曲数は5曲でTOP10入りは11曲。なお、この11曲の最高位はすべて5位以内であり、TOP10入りした曲はすべてTOP5に入っているということになります。
近年の傾向としては基本的にオンエアが安定して多いが、オンエアの解禁のタイミングの関係上、初登場の順位はTOP20~TOP30となりやすい。また、「RAIN」や「サザンカ」「イルミネーション」などは802での解禁と配信リリースが同じため、デジタルセールスが反映される2週目以降の伸びがすごく、2~3週目あたりで上位(TOP5)に食い込むことが特徴的です。ただ、「サザンカ」も「イルミネーション」も勢いが止まってから落ちるのも早く、それぞれ14週、16週と今一つチャートには残れませんでした。
前々作のアルバム「ENTERTAINMENT」や前作「Tree」はそれぞれリード曲が直近のシングル(「眠り姫」、「DRAGON NIGHT」)で、そのままセールスが反映され1位を長く獲得、さらにロングランとなったわけですが、今回は2枚組、しかも「LOVE SONG」「YOKOHAMA blues」というアルバム初収録曲をリードとして持ってきており、今までの傾向とは勝手が違うように見えます。票割れを起こさずにアルバムのポイントを稼いで上位に入ることが出来るのか注目されます。
[sekaowa]