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2024年 radikoで聴かれた在京在阪中部エリアのラジオ番組発表。前年と比較してみると

先日、2024年にradikoで一番聴かれた番組が発表されました。そこで今回発表されたランキングと前年・2023年のランキングとを比べ、どこが変わったのかを自分なりに分析していきたいと思います。

また、2024年度から導入されたradikoポッドキャストのランキングも取り上げました。こちらはradikoだけでなく、他のプラットフォームでも公開されているものが多いので、合わせてリンクを張って紹介いたします。ぜひ最後までよろしくお願いします。

参考にしたのはこちらの資料です。

2024年ラジコで聴かれた在京在阪中部エリアのラジオ番組TOP10は?radikoが、ラジオ番組・ポッドキャスト・出演者・音楽を振り返る年間ランキングを発表!
株式会社radikoのプレスリリース(2025年1月31日 12時10分)2024年ラジコで聴かれた在京在阪中部エリアのラジオ番組TOP10は?radikoが、ラジオ番組・ポッドキャスト・出演者・音楽を振り返る年間ランキングを発表!

去年に続いて「在京エリア」「在阪エリア」「中部エリア」に分けての発表。集計は2024年1月1日-12月31日の期間に、radikoで聴かれた各番組全放送回の聴取者数(ライブ・タイムフリー・タイムフリー30・エリアフリー合算)をランキング化。つまり帯番組(月~金、もしくは木曜まで放送される番組)の方が放送回数が多くなるため有利にはなっているのですが、さてどうなったでしょうか?

Contents

在京エリア

在京エリア
順位番組前年
1位安住紳一郎の日曜天国TBSラジオ3位
2位垣花正 あなたとハッピーニッポン放送5位
3位オードリーのオールナイトニッポンニッポン放送2位
4位森本毅郎・スタンバイ!TBSラジオ7位
5位パンサー向井の#ふらっとTBSラジオ8位
6位STEP ONEJ-WAVE4位
7位ONE MORNINGTOKYO FM9位
8位ナイツ・ザ・ラジオショーニッポン放送6位
9位おはよう寺ちゃん文化放送圏外
10位J-WAVE TOKYO MORNING RADIOJ-WAVE10位

前年3位だった『安住紳一郎の日曜天国』が1位を獲得。『垣花正 あなたとハッピー』、『オードリーのオールナイトニッポン』と続きます。帯番組が有利なランキングですが、TOP3中、安住紳一郎とオードリーは週1回の番組。つまり1回あたりの聴取者数がかなりの数になると言えるでしょう。

ちなみに前年1位のショウアップナイターはTOP10圏外に後退、変わって文化放送朝の4時間ワイド番組『おはよう寺ちゃん』が9位にエントリーしました。

在京エリアでのTOP10内訳はニッポン放送3番組、TBS3番組、J-WAVE2番組、TOKYO FM1番組、文化放送1番組。各局とも朝の帯番組がエントリーしておりしのぎを削っています。特に平日6時台~7時台に放送されるワイド番組では『スタンバイ!』『ONE MORNING』『TOKYO MORNING RADIO』『おはよう寺ちゃん』とエントリー。ニッポン放送ではこの時間帯の『OK! Cozy up!』がなぜか入っていないものの、昼枠では唯一『ナイツ・ザ・ラジオショー』がランクイン。2024年は初のネット局も誕生し、今年以降のローカルラジオ局による昼ワイドネット局争奪戦が加速するのか注目されます。

中部エリア

中部エリア
順位番組前年
1位ガッツナイター東海ラジオ2位
2位北野誠のズバリCBCラジオ1位
3位つボイノリオの聞けば聞くほどCBCラジオ3位
4位MORNING BOOOOOOSTZIP-FM4位
5位ドラ魂キングCBCラジオ圏外
6位CBCドラゴンズナイターCBCラジオ5位
7位BRUNCH STYLEZIP-FM7位
8位MAGIC JAMZIP-FM9位
9位OVER VIEWZIP-FM圏外
10位CBCラジオ #プラス!CBCラジオ

朝の帯番組が各局しのぎを削った在京エリアと対照的に中部エリアはCBCラジオとZIP-FMの帯番組がほぼ朝から夕方まで集中してランクインしています。もうこのどちらかで固定している感じですね。

そんな中1位だったのはCBCでもZIPでもなく東海ラジオの数少ないストロングポイントである野球中継・『ガッツナイター』でした。2024年はガッツナイター誕生から50年ということで往年の実況・解説を起用したCLASSIC DAYやエスコンフィールドへの乗り込み中継などを敢行、ここがCBCの中継との大きな違いと言えるでしょう。この勢いで2025年は帯番組もエントリーしていただきたいですね。

『朝からP・O・N』の後継番組で2024年4月からスタートした『CBCラジオ #プラス!』が早速10位でエントリー。定着するのに時間がかかるかと思いきや、若返りがうまくいっている模様ですね。

CBCでは5位に野球中継の前座番組の『ドラ魂キング』が野球本編より上位に来ています。中継は東海ラジオで聞いてドラゴンズ情報はCBCで仕入れる、というよりは『ドラ魂キング』をドラゴンズ関係なくいちバラエティとして聞いてる人が多いのかもしれません。

ZIPでは昨年8位の『Blissful Time』が2024年3月になぜか終了し、同じ時間に同じDJの『Get Ready』をスタートさせましたがこれが圏外、代わりに昨年はTOP10圏外にいた『OVER VIEW』が9位にエントリーしています。スタートしてまだ1年9か月、2024年9月にナビゲーターの交代が早くも行われるなど安定した体制とは言い切れないのですが、このあたりはZIPの固定リスナーが動かないという事なんでしょうね。

在阪エリア

在阪エリア
順位番組前年
1位on air with TACTY IN THE MORNINGFM8022位
2位ABCフレッシュアップベースボールABCラジオ1位
3位MBSベースボールパークMBSラジオ3位
4位THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERSFM8024位
5位UPBEAT!FM8025位
6位ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-FM8026位
7位こんちわコンちゃんお昼ですょ!MBSラジオ7位
8位CIAO 765FM COCOLO9位
9位ウラのウラまで浦川ですABCラジオ10位
10位SATURDAY MUSIC ISLANDS AFTERNOON EDITIONFM802圏外

前年と顔ぶれはほぼ変わらず。タイガースの野球中継を抑え、802平日朝の看板番組『TACTY IN THE MORNING』が1位となりました。『HIRO T’S MORNING JAM』の後番組としてヒロ寺平から直々に後釜を指名されてから今年で12年。平日朝のワイド番組で音楽中心のスタイルというのは他局ではそうそう見られませんよね。

野球中継が相変わらず強さを見せているほか、FM802の帯番組も相変わらずすごい。昨年8位に入っていた『ありがとう浜村淳です』が平日の放送から撤退したためランキングから外れ、変わって入ってきたのはFM802の『SATURDAY MUSIC ISLANDS AFTERNOON EDITION』、土曜昼の方ですね。朝より昼なのか。仁井聡子より樋口大喜なのか。人気あるんだな。

年代別で見ると在京メディアが圧倒的

一方で性別・年代別で見ると、10代~30代の男性「オードリーのオールナイトニッポン」、女性「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」、40代男性「オードリーのオールナイトニッポン」、50代・60代男性は「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」、40代~60代の女性「安住紳一郎の日曜天国」と在京エリアの番組に支持が集中しています。最近はローカルAMラジオ局で在京エリアのワイド番組をネットする動きが見られますが、全体的にみると地方ではローカルの番組よりも在京エリアの番組を聴く傾向にあるんでしょうか。

更に見ると10代~20代男性はオールナイトニッポンシリーズを、10代~30代女性はSIXTONES、Aぇ! group、SNOWMAN、なにわ男子といったSTARTO ENTERTAINMENT所属のアーティストの番組を積極的に聴いているようです。30代男性になるとTBSの深夜レーベル『JUNK』も上位に入り、40代以上になると平日のワイド番組が人気になっているようですね。

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