どうもです。2018年のチャートも今週がラスト。果たして今年最後に1位になるのは誰なんでしょうね。
では今週のオンエアの傾向です。
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クリスマスソングの乱れ打ち
まずヘビーローテーションとなっている先週12位のTHE CHARM PARK「Imperfection」は39回、そして17位のサブリナ・カーペンター「Sue Me」は42回となっています。ともにTOP10入りが有力でしょうね。
さて、今週は集計期間がクリスマス直前、ということで毎年恒例となったクリスマスソングのオンパレードとなりました。中でも代表的なクリスマスソングと言えばマライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You」。こちらがオリジナル版の8回を含め、カバー、リミックスを合わせると実に14回ものオンエアを稼ぎ、クリスマスソングでは一番多くかかったことになります。まあ定番ですね。このほか、邦楽では先週20位まで上がってきた、スキマスイッチの「クリスマスがやってくる」、こちらが10回と多くオンエアされました。しかしながらクリスマスが過ぎればこういった曲はフェードアウトしていくものでチャートでも実はこのオンエアがどうも反映されない模様。去年のSIA「SANTA’S COMING FOR US」もクリスマスがかぶる集計期間に15回ものオンエアを稼いだにもかかわらず、肝心のチャートではTOP20圏外に後退するという事態に。このことからもクリスマスが過ぎれば、クリスマスソングはチャートにあまり関係なさそうですね。
レディクレ出演バンドのオンエアは?
クリスマスが終わると802的には「RADIO CRAZY」モードへと一気に変わります。今週はこのフェスに出演するバンドがオンエアを稼ぎました。
まずはgo!go!vanillasの新曲「No.999」と書いて”ナンバースリーナイン”が17回のオンエア数を記録。来年1月23日リリースのニューシングルでアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の新エンディングテーマに起用されます。テーマは「墓場からのロックンロール」ということですが、これほどオンエアが増えたというのはレディクレ出演というだけではなく、大変気がかりな話題が。ベーシストの長谷川プリティ敬祐氏が事故により重傷を負ったということで当面はサポートメンバーを入れてライブを行うということです。ちなみに「No.999」というのはイギリスで使われる日本で言うところの119番通報のこと、という縁起でもないような事態になってしまった訳ですが、ケガの早期回復を願うばかりです。
このためレディクレでもサポートのベーシストを入れてのライブとなるわけですが、その担当となるのが同じくレディクレ出演となるTHE ORAL CIGARETTESのあきらかにあきら。彼らも新曲「ワガママで誤魔化さないで」が解禁となり、さっそく今週は12回のオンエアを稼いでいます。こちらもアニメ「revisions」の主題歌になっている。何か最近のバンド、アニソンに手を出し過ぎてないか?来年1月8日にデジタル配信リリースとなります。
アルバムリリースの星野源は?
そしてアルバム「POP VIRUS」がリリースされた星野源、さっそくアルバムは最高得点を記録することが確実な情勢になってきました。ただ問題なのはオンエアの票割れ。現在4位につけているタイトル曲の「POP VIRUS」は13回と一応オンエアを上げてはいますが、8位の「Hello Song」は8回、さらに収録曲では「Get a Feel」5回、「恋」「KIDS」「Continues」がそれぞれ3回、「Family Song」2回、「アイデア」1回など各々楽曲に見事にオンエアが散らばった結果となりました。先週の時点では1位のあいみょんとの差は1600ポイントとまだまだありますが、アルバムのポイントで逆転はあるのでしょうか?
スター誕生のブーストは果たして?
さあそして日本でも映画「アリー/スター誕生」が公開となったが先週18位の「SHALLOW」、今週はオンエアをさらに伸ばして10回まで上げてきました。更にデジタルセールスでも先週7位のアリアナ・グランデ「thank u, next」を上回ってきています。これだけ見てもかなりチャートを上げてきそうな感じですが、上位陣との逆転はあるのでしょうか?
では今週の注目曲です。
今週の注目曲
燃え上がるような恋
- Fire on Fire
Sam Smith
ポップ
BBCが制作したアニメーション「ウォーターシップダウンのうさぎたち」、この作品に使用されるのがサム・スミスの新曲。しっとりとしたバラードに込められた情熱的な歌詞。「周りがどう見ようと自分には君しか見えない」というラブソングになっています。
日本人の血を引くR&Bシンガー
- Wasted Love Freestyle
ジェネイ・アイコ
R&B/ソウル
こちらは来年さらに注目を浴びることになりそう。R&Bシンガーのジェネイ・アイコ。名前からしてお分かりの方もいるでしょうか、この方、母方の祖父が日本人という、日本の血を引くシンガーなのです。で曲がまたいい。浮遊感溢れる幻想的なトラックと透明感のあるボーカルが何とも言えない。最近SZAとかエラ・メイとか聴いてる方もチェックした方がいいのでは?
ゴリゴリのロックでロックシーン復権か?
- Sunday Driver
The Raconteurs
オルタナティブ
今年ソロアルバムが好評だったジャックホワイト率いるバンド、といえばザ・ラカンターズ。2008年に「Consolers of the Lonely」というアルバムを出して以来沈黙を守ってきましたが、今年10年ぶりとなる新曲を相次いで発表しました。その内の1曲がこちらでゴリゴリのロックですね。ロック不毛の時代が続いていますが、原点回帰のようなシンプルなロックが果たして復活のきっかけとなるのか、そして来年、11年ぶりのアルバムリリースが噂されています。